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2024年度

科目名	特殊講義Ⅱ（西洋・東洋の思考）	科目コード	1606	単位数	2
担当者名	伊藤　昭男	開講セメスター	第4セメスター	開講年次	2年次
授業の方法	講義	到達目標	C,F	実務経験	無
ナンバリング	DSp406	※DP（ディプロマポリシー）と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ（商学科・観光産業学科）参照

授業のねらい: 豊かな人間形成における幅広い教養として、東洋人である日本人のものの考え方を西洋人との比較の観点から認識することがねらいである。
国際社会における多様な価値観や世界観の存在を理解することがねらいである。
到達目標: 異文化交流を円滑にしていくために必要となる認識上の差異（西洋人と東洋人）に関して、基礎的な理解を得ることができる。
授業内容: 1週目イントロダクション（講義の方針、進め方など）、世界に対する見方はひとつではない
2週目古代ギリシャ人と中国人は世界をどう捉えたか（その1：主体性の観念、調和の観念、など）
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3週目古代ギリシャ人と中国人は世界をどう捉えたか（その2：連続体としての世界、など））
4週目思考の違いが生まれた社会的背景
5週目西洋的な自己と東洋的な自己（その1：一般論の限界、など）
6週目西洋的な自己と東洋的な自己（その2：変化する視点、など）
7週目目に映る世界のかたち（その1：包括的に見るか、分析的に見るか、など）
8週目目に映る世界のかたち（その2：コントロール幻想、など）
9週目原因推測の研究から得られた証拠（その1：個人の属性か、周囲の状況か、など）、『第1回試験』
10週目原因推測から得られた証拠（その2：性格特性の共通性、など）
11週目世界は名詞の集まりか、動詞の集まりか
12週目東洋人が論理を重視してこなかった理由（その1：論理がたどってきた運命、など）
13週目東洋人が論理を重視してこなかった理由（その2：対立的な命題への対処、など）
14週目思考の本質が世界共通でないとしたら、『第2回試験』
15週目われわれはどこに向かうのか
16週目試験の講評を実施する。ただし、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を実施する。
準備学修（予習・復習）の具体的な内容及びそれに必要な時間: 予習：事前にテキストを読んでおくこと（90分程度）。
復習：講義内容を振り返り、自分自身の考えをノートにまとめておくこと（30分程度）。
成績評価の方法・基準: 2回の試験で評価する。
履修上の留意点: 成績評価は原則10週以上授業に出席した学生を対象とする。
講義に関する連絡事項はLMS上で行うのでその都度確認すること。
なお、講義中の私語は認めない。
課題に対するフィードバックの方法: 試験結果について講評する。個人別試験結果については希望に応じる。
テキスト: リチャード・E・ニスベット『木を見る西洋人　森を見る東洋人－思考の違いはいかにして生まれるか』ダイヤモンド社　2004年　2200円
参考書: ロバート・M・サポルスキー『善と悪の生物学（上）』（NHK出版）3960円