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2024年度
科目名 量的社会調査方法論B(旧 社会調査方法論B) 科目コード 1525 単位数 2
担当者名 玉井 航太 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 B,F 実務経験 無 
ナンバリング DIs403 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 現代社会において,社会調査とそのデータ分析は人々の態度や実態を検討する上で重要なツールの一つであり,マーケティングなどの企業活動でも活用されている。本講義では,社会調査の位置付けと基本的な考え方について具体的な研究方法を通して学び,修得した知識および技能により、自ら課題を発見し解決する能力を養ってもらう。
到達目標
 本講義では,社会調査方法論Aからより具体的な研究方法に言及し,社会科学の基礎となる社会調査の在り方とその方法に触れる。具体的な研究方法の学びを通して,統計分析結果の読み取りができるようになると共に,社会調査を検討する批判的思考を身につけてもらう。予定される学内アクセスポイントが整備された際には、学内アクセスポイントを用いてオンライン
上のデータ/アプリ/サービスを授業で使用し、ICT(情報通信技術)の利活用の方法を学ぶ/利活用ができるようになる。
授業内容
1週目 オリエンテーション
2週目 前期の復習(1):サンプリング
3週目 前期の復習(2):記述統計と相関係数
4週目 構成概念と尺度,妥当性と信頼性についての概論
5週目 尺度の妥当性と信頼性(1)(信頼性とその測定)
6週目 尺度の妥当性と信頼性(2)(妥当性とその検討)
7週目 中間試験とこれまでのまとめ
8週目 中間試験のフィードバックと推測統計概論
9週目 推測統計(1)(推測統計の基本的考え方)
10週目 推測統計(2)(統計的検定と有意水準)
11週目 推測統計(3)(統計的過誤と統計的推定)
12週目 社会調査における分析手法(1)(分析の種類と用途・差の検定系)
13週目 社会調査における分析手法(2)(相関分析・回帰分析系)
14週目 社会調査における分析手法(3)(その他分析概要)
15週目 後期のまとめと期末試験
16週目 期末試験のフィードバックと問題の解説
但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
 あらかじめ授業の資料/動画/教材を LMS に掲示するので学内アクセスポイント(整備予定)等を用いて各自アクセスし、予習を行なっておくこと(1時間)。授業後に授業後課題があるので,1時間ほどかけて取り組むこと。復習は特に大事であり,紹介した事柄を理解すると共に,次の授業までの一週間の間で1日1時間ほどを使って資料をノートにまとめ,分からないこと,疑問に思ったこと,学んだことに対する自分の考えを整理するようにしておくこと。
中間・期末試験では自身の手書きによるMy notebookの持ち込みのみ認める。そのために,試験に向けて,授業後に復習を兼ねてノート作りを行い,授業内容の理解を深めること。
成績評価の方法・基準
 授業内課題(30%)中間試験(30%)・期末試験(40%)を得点化し,総合的に評価をする。また,授業時での態度や議論への取り組みも判断材料に含め,評価に加える。成績の評価は,16週目を除いた15週のうち,11週以上授業に出席した学生を対象とし,試験を受けなかった者には評価を与えない。
履修上の留意点
 本講義は事前に社会調査方法論Aを既習していることが望ましく,基本的には既習していることを前提に講義を進める。
1.16週目を除いた15週の内11週以上授業に出席した学生を評価対象とする。つまり,5回目の欠席で単位取得要件を満たさなくなる。また,2回の遅刻で1回分の欠席とするので注意されたい。
2.授業に関するお知らせ、資料の配布などは,LMSからおこなう。
3.スマホ・タブレット・PCなどのデバイスを用いて授業内課題に取り組んでもらう(学内アクセスポイント使用予定)。そのため,デバイスのバッテリー状況に気をつけること。
4.オンライン形式を実施する可能性もある。オンラインでの受講が可能な状態であることが望ましい。
課題に対するフィードバックの方法
 小テストまた新規 LMS 導入後にはクリッカー等を使用して理解度把握を行い(学内アクセスポイント使用予定)、授業内で適宜フィードバックを行う。中間・期末試験のフィードバックも同様にフィードバックしていく。
テキスト
特になし。
参考書
涌井良幸・涌井貞美(著)『統計解析がわかる 』技術評論社