シラバス(詳細)

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2024年度
科目名 社会心理学 科目コード 1177 単位数 2
担当者名 細野 昌和 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 B,F 実務経験 無 
ナンバリング DPs601 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
複雑な現代社会において、とりわけ職場や学校といった社会集団と個人との関係の理解は、その構成員である個人にとってより重要な意味を持つようになってきました。ここでは、学問的に広い領域を持つ社会心理学の中で、特に個人と集団、個人と情報の関係について扱います。
到達目標
日々飛び交う雑多な情報にさらされながら、社会集団の中で人々はどのように行動するものであるかを理解し、その構成員として、社会集団を好ましい方向に導くよう行動できるようになることを目指します。
授業内容
1週目 講義の進め方と方針に関するガイダンス
2週目 個人と集団の生産性
3週目 リーダーシップ
4週目 状況即応理論
5週目 集団意思決定、小テスト
6週目 内集団ひいき
7週目 集団間葛藤
8週目 囚人のジレンマ、小テスト
9週目 社会的ジレンマと協力
10週目 マスコミュニケーションによるフレーミング効果
11週目 議題設定機能とプライミング
12週目 議題設定機能の社会的影響力、小テスト
13週目 文化指標プロジェクトと培養理論
14週目 培養理論と主流形成
15週目 沈黙の螺旋仮説、期末試験
16週目 沈黙の螺旋仮説への批判(ただし、止むを得ず15週までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行います)
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
原則としてテキストに沿って授業を進めるので、該当する箇所を事前に読んで予習しておくことが必要です。また、授業で扱う内容が、日常のどのような場面に相当するのか具体的に想定することが理解につながります。熟読するため、予習に約1時間要します。授業後、自宅で学習ノートを作成しCoursePowerから提出することを求めます。その後、講義要約を改めてCoursePowerで公開するので自分のノートと比較します。復習には、合わせて約1時間を要します。週当たり、準備学習には約2時間要することになります。
成績評価の方法・基準
小テスト、期末試験またはレポートおよび平常点等を総合得点化して評価します。なお、小テストの時期、回数は授業の進捗状況によって変わることがあります。他の科目と同様に、期末試験を受けないと単位を出すことが出来ませんので必ず受験すること。止むを得ない事情で受けられない場合は事前に相談しなければなりません。病欠や事故など緊急の場合も、事前または直後に証明するものを用意して連絡してください。
履修上の留意点
授業内容を整理し、それを学習ノートとして記述記録し、担当教員が公開する授業要約を参照し復習することで理解を深めることを重視します。
課題に対するフィードバックの方法
毎週提出の学習ノートをチェックします。その後、授業要約をCousePowerで公開します。各自復習し学習ノートの不足内容や誤りを訂正して、より確実な理解を求めます。小テスト、期末試験では、自作ノートのみを参照可とします。
テキスト
山田一成他編著『よくわかる社会心理学』(ミネルヴァ書房) 2,500円
参考書
A・ファーナム著『すべては心の中に』(北大路書房) 2,600円