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2024年度
科目名 現代中国経済論 科目コード 1167 単位数 2
担当者名 伊藤 昭男 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 B,F 実務経験 無 
ナンバリング DCe303 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
中国の経済と社会の歩みを特に2000年以降を焦点に理解することがねらいである。
グローバル社会で存在感を増す中国経済についての知識を身につけることがねらいである。
到達目標
現代中国の経済・ビジネスの基本および特徴が理解できるようになる。

授業内容
1週目 イントロダクション(講義の概要・方針)、計画経済期の中国の経済と社会、改革開放期の中国の経済と社会
2週目 2000年以降の中国の経済と社会
3週目 「引進来」の政策展開と日本企業の対応
4週目 「走出去」の政策推進と中国企業の世界進出
5週目 「双十一」:熱狂的なネット通販
6週目 急速に成長するキャシュレス決済・「internet+」・IoT
7週目 中国の技術移転政策と知的財産権問題
8週目 「〇〇族」たち−社会構造の問題で生み出された新たな弱者集団
9週目 中国の三農問題、翻弄される出稼ぎ農民たち、『第1回試験』
10週目 三農問題の解決をめぐる2000年以降の中国政府の政策動向とその内容、近年における出稼ぎ農民の新たな特徴
11週目 米中貿易「戦争」の帰結
12週目 中国経済の発展と経済の「グローバル化」、米中貿易「戦争」と日本
13週目 ZTE(中国通訊):アメリカ政府の弾圧に降参、ファーウェイ(華為科技)厳しい抗争がつづく
14週目 ByteDance(宇節跳動):司法手段で対抗する、グローバリゼーションの功罪
15週目 結び:中国の経済・社会と日本、『第2回試験』
16週目 試験の講評。但し、休講など、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習:講義予定に沿って事前にテキストを予習しておくこと(90分程度)。
復習:講義内容を振り返り、要点をまとめておくことこと(30分程度)。
成績評価の方法・基準
2回の試験結果で評価する。
履修上の留意点
成績評価は原則10週以上授業に出席した学生を対象とする。
講義に関する連絡事項はLMS上を通じて行うので、その都度確認すること。
課題に対するフィードバックの方法
試験の講評を実施する。個人別試験結果については希望する者に対応する。
テキスト
ドウ少杰・横井和彦(編著)『現代中国の経済と社会』(中央経済社)3,300円
参考書
丸川知雄『現代中国経済〔新版〕』(有斐閣)2640円