シラバス(詳細)
2024年度 |
科目名 | アントレプレナーシップ論 | 科目コード | 1418 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 堤 悦子 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | D,E | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | GOr607 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- アントレプレナーシップとは企業家精神と訳されていますが、学術領域ではこれよりも大きい概念であり、起業家の初期の経済活動全般を研究対象にしています。行政は学生のスタートアップを支援しています。これに挑戦することだけでも就職活動で伝える「学チカ」になり、これを培うことを狙いにします。
- 到達目標
- 今まで受講者はビジネスコンテストに応募してもらい、本学の始まり(2006〜2012年2021年・2023年)から数々の入賞者も出しました。今年度も挑戦してみましょう。プランが描けることを到達目標に、討論形式で講義をすすめます。前回の学生は、総務省から賞をもらいました。入賞することが目標です!
- 授業内容
- 1週目 アントレプレナーシップとは何か。
前座の講義:HP,遺伝子組み換え特許:全ては大学からはじまった。
2週目 講義:IT企業隆盛の時代
自身のプランの発表
3週目 地域社会を題材にしたビジネスプランづくり:子ども食堂を題材にしたプランづくり
4週目 ビジネスプランの発表
講義:ソーシャルアントレプレナー
5週目 ビジネスプランの修正
講義:社会貢献と人権の歴史
6週目 ビジネスプランの修正
講義:人権問題とビジネスを別個に扱うことの誤謬
7週目 ビジネスプランの修正
講義:植民地時代のアメリカ・日本の活動・日中戦争・太平洋戦争・敗戦
8週目 ビジネスプランの修正
講義:戦後日本の起業の叢生(180度方向転換された教育・民衆・政策)
9週目 ビジネスプラン発表会:外部評価者による講評も予定
10週目 講義:第一次ベンチャーブーム
11週目 講義:第二次ベンチャーブーム
12週目 講義:ベンチャー支援からスタートアップ支援に
13週目 講義:デジタルトランスフォーメーションとは何か
14週目 ビジネスプランの発表
15週目 オープンイノベーションの機能
16週目 講義:企業倫理 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 準備学習が必要で、起業家の態様の講義と同時に科せられている発表が大学での発表が復習です。もっとも他の講義で要求される発表とは全く異なり、ベンチャーキャピタルや投資家を説得するプレゼンの準備です。投資家を前にした「プラン」であり、何度も修正していくことなります。従って、時間の目安は、毎日余暇の時間全部です。しかし30分から自身の切り替えは必要です。
- 成績評価の方法・基準
- 単位がもらえるからではなく、まずは担当教員の皆を説得させます。つまりビジネスのネタ探しから発表まで、すべてを評価していきます。受講者は、その最も近い日本の政策の距離内にいますが、教務担当者や父兄の理解用に、時に思考の経緯を書いて提出してもらいます。評価自体は、最終結果に基づきます。
- 履修上の留意点
- 適宜、北海道にゆかりのある創業者の話、北海道の経済動向など、副次的な自由参加のメニューを補助的に用意します。これは必修ではありませんが、時間のあるかぎりの参加を促します。なお言われたままにしか物事を動かせない、頭を使いたくないような人には不向きです。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 人間として相互に信頼を構築した上で共同作業としてプランをつくりましょう。私の側で、についてより向上心が培えるようにプランを評価しあって統合していく、こうしてトライアルとエラーを重ねていきます。
- テキスト
- 初回に指定します
- 参考書
- 柳井正『栄光は一日で捨て去れ』(新潮社)
デービッド・パッカード『HPウェイ』(海と月社)
池本沙也加『コワーキングスペース/シェアオフィス空間による協創型ワークプレイスの実現』(大阪公立大学共同出版会)