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2024年度
科目名 量的社会調査方法論A(旧 社会調査方法論A) 科目コード 1524 単位数 2
担当者名 玉井 航太 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 B,F 実務経験 無 
ナンバリング DIs302 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 現代社会において,社会調査は人々の態度や実態を検討する上で重要なツールの一つである。本講義では,社会調査と現代社会のつながりやその歴史と用途,社会調査の種類といった大枠での社会調査の位置付けと共に,社会調査において出てくる数値の意味を理解してもらい,修得した知識および技能により、自ら課題を発見し解決する能力を養ってもらう。
到達目標
 本講義では,様々な分野で用いられている社会調査の概要を学び,この授業だけではなく,他の授業においも示されることのある調査結果資料などを理解する力を身につけることを目指し,その中で論理性と客観性な思考,そして数量的視点での思考ができるようにする。
授業内容
1週目 オリエンテーション・現代社会における社会調査
2週目 社会調査の歴史と用途(1)(社会調査の用途)
3週目 社会調査の歴史と用途(2)(コント実証主義哲学)
4週目 社会調査方法概論
5週目 社会調査におけるサンプリング(1)(有意抽出法)
6週目 社会調査におけるサンプリング(2)(確率論と無作為抽出法)
7週目 構成概念とワーディング
8週目 量的調査とデータ
9週目 社会調査における分析手法(1)(質的変数とまとめ方)
10週目 社会調査における分析手法(2)(量的変数のまとめ方:代表値)
11週目 社会調査における分析手法(3)(量的変数のまとめ方:散布度)
12週目 社会調査における分析手法(4)(相関係数)
13週目 社会調査における分析手法(5)(相関係数と因果関係)
14週目 これまでの復習
15週目 期末試験と前期のまとめ
16週目 期末試験のフィードバック
但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
 授業で使う資料などは指定するLMS上に公開する。予習については,授業の終わりに自習のキーワードを示すので,そのキーワードについて1時間ほどかけて各自が調べておくこと。復習は特に大事であり,紹介した事柄を理解すると共に,次の授業までの一週間の間で1日1時間ほどを使って資料をノートにまとめ,分からないこと,疑問に思ったこと,学んだことに対する自分の考えを整理するようにしておくこと。期末試験では自身の手書きによるMy notebookの持ち込みのみ認める。そのために,試験に向けて,授業後に復習を兼ねてノート作りを行い,授業内容の理解を深めること。
成績評価の方法・基準
 授業内課題(50%)・期末試験(50%)を得点化し,基礎成績点とする。授業時での態度や議論への取り組みも判断材料に含める。成績の評価は,16週目を除いた15週のうち,11週以上授業に出席した学生を対象とする。すなわち,5回目の無断欠席で単位取得要件を満たさない。また,試験を受けなかった者は評価の対象とならない。
履修上の留意点
1.16週目を除いた15週の内11週以上授業に出席した学生を評価対象とする。つまり,5回目の欠席で単位取得要件を満たさなくなる。出席及び試験に関して不正行為をした者は単位を得られない。また,2回の遅刻で1回分の欠席とするので注意されたい。
2.授業に関するお知らせ、資料の配布などは,LMSからおこなう。
3.スマホ・タブレット・PCなどのデバイスを用いて授業内課題に取り組んでもらう。そのため,デバイスのバッテリー状況,通信制限に気をつけること。
4.オンライン形式を実施する可能性もある。そのため,PCやインターネット通信環境を整備し,オンラインでの受講が可能な状態であることが望ましい。
課題に対するフィードバックの方法
 授業内課題については実施した後に,各問題について解説していく。期末試験はフィードバックし,問題の解説をおこなう。
テキスト
特になし。
参考書
谷岡一郎(著) 「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)文藝春秋