シラバス(詳細)

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2024年度
科目名 比較企業形態論 科目コード 1408 単位数 2
担当者名 伊藤 昭男 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 B,F 実務経験 無 
ナンバリング DBu303 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
中国の社会主義経済体制の中枢を担う国有企業の実態を理解することがねらいである。
中国企業の躍進を北東アジアおよび世界経済の中において理解することがねらいである。
到達目標
日本の企業形態とは異なる中国の国有企業の実態を理解することができる。
修得した知識を中国ビジネスに活用することができる。

授業内容
1週目 イントロダクション(講義の概要、方針)、中国の経済発展と国有企業、中国国有企業の変容
2週目 国有企業の概念と企業数、国有企業の絶対的影響力、国有企業の相対的影響力
3週目 国有企業の影響力の動態、労働力の所有形態別編成
4週目 国有企業と経済体制をめぐる議論の旋回
5週目 体制移行の錯覚、国有企業改革の虚像と実像
6週目 国有企業改革の主要形態への格上げ、株式会社化の進展、株式会社化の虚像と実像
7週目 膨大な資金の株式市場からの調達、資金調達と「経営請負責任制」
8週目 株式会社化の代表的事例
9週目 社会主義市場経済体制と「瞰制高地」支配構想、『第1回試験』
10週目 「戦略的配置」と「戦略的改組」、「瞰制高地」の選択
11週目 払下げと集約の実際、鉄鋼業の「戦略的調整」と「戦略的改組」
12週目 国有企業の変容、「国家資本」の萌芽、「国家資本」化改造
13週目 「資本」的性格の開花、増益・拡大志向の幹部評価制度、国有企業の収益改善と労使紛争
14週目 「党と国家資本」
15週目 「党国家資本」の矛盾と旋回、『第2回試験』
16週目 試験の講評を実施します。ただし、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を実施する。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習:事前にテキストを読んでおくこと(90分程度)。
復習:講義を振り返り、要点をまとめておくこと(30分程度)。
成績評価の方法・基準
2回の試験結果で評価する。
履修上の留意点
成績評価は原則10週以上授業に出席した学生を対象とする。
講義に関する連絡事項はLMS上で行うのでその都度確認すること。
なお、講義中の私語は認めない。


課題に対するフィードバックの方法
試験結果について講評する。個人別試験結果については希望に応じる。
テキスト
中屋信彦『中国国有企業の政治経済学』(名古屋大学出版会)6930円
参考書
岡野寿彦『中国的経営イン・デジタル 中国企業の強さと弱さ』(日経BP日本経済新聞出版)3700円