シラバス(詳細)

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2024年度
科目名 国際経済の動きA 科目コード 1132 単位数 3
担当者名 澤内 大輔 開講セメスター 第1セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 講義 到達目標 B 実務経験 無 
ナンバリング BPe107 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
私たちがふだん使っているスマートフォンの部品の多くは、海外で作られたものです。また、原油価格が高騰すると、冬の暖房費負担が大きくなります。このように、現在では私たちのふだんの生活にも国際経済の動きがますます深く関わるようになってきています。本講義では、現在の国際経済の動きを理解するために必要な基礎知識を得ることを通じ、幅広い教養を身に着けること目的としています。
到達目標
・学生が、貿易自由化について理解し、その効果を簡潔に論述することができる。
・学生が、国際分業について理解し、その利点を簡潔に論述することができる。
・学生が、国際経済の動きに関する新聞記事やニュースを理解することができる。
授業内容
1週目 ガイダンス:私たちの暮らしと国際経済
2週目 国際経済学の世界
3週目 国際収支(1):国際収支統計
4週目 国際収支(2):経常収支と貯蓄投資バランス
5週目 国際収支(3):国際収支発展段階説、【第1回試験】
6週目 貿易自由化と保護貿易政策(1):貿易自由化の歴史
7週目 貿易自由化と保護貿易政策(2):貿易利益
8週目 貿易自由化と保護貿易政策(3):国内産業保護政策の比較、【第2回試験】
9週目 試験の講評、前半の振り返り
10週目 交易・特化の利益(1):一般均衡分析の基礎
11週目 交易・特化の利益(2):交易の利益、【第3回試験】
12週目 国際分業モデル(1):貿易パターンの決定要因
13週目 国際分業モデル(2):リカード・モデル
14週目 国際分業モデル(3):ヘクシャー=オリーン・モデル
15週目 国際経済の動きAの振り返り、【第4回試験】
16週目 試験の講評。但し、やむを得ず、15週目までに授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。

準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習:各回講義までに講義予定部分のテキストを読み、要点および疑問点を把握・整理しておく(1時間程度)。
復習:講義ノート・テキスト等を講義を振り返り、要点を把握・整理する。また自分自身の考えをノートにまとめておく(1.5時間程度)。
成績評価の方法・基準
試験を80%、講義への積極的な参加を20%程度として評価します。なお、全15週のうち、11週以上授業に出席した学生を成績評価の対象とします。つまり、5回目の欠席で単位取得要件を満たさなくなります。
履修上の留意点
-講義に関する連絡事項はLMS上で行うのでその都度確認してください。
-講義中の私語は認めません。
-授業内でオンラインの小テスト、アンケート等を行うので、PC、スマホ、タブレット等の通信機器を持参すること(学内アクセスポイント使用予定)。
-授業時間中に資料を収集して、作図・作表などを行ってもらうことがあります。また、授業時間以外にも自主的に調査・資料収集の取組が必要になるので、学内アクセスポイント(整備予定)等を使い、積極的にアクティブ・ラーニングに取り組むことが望ましい。
課題に対するフィードバックの方法
-LMS等を用いて理解度把握を行い(学内アクセスポイント使用予定)、授業内でフィードバックを行う。
-試験結果について個別に講評を加えて伝達します。あわせて全体の講評を行います。
テキスト
大川良文(2019)『入門 国際経済学(第2版)』(中央経済社)3,190円(国際経済の動きBと共通)
※授業開始後に教員の指示に基づいて、購入してください。
参考書
必要に応じてLMSや講義内にて紹介する。