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2022年度
科目名 社会調査方法論B 科目コード 1525 単位数 2
担当者名 玉井 航太 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
現代社会において,社会調査は人々の態度や実態を検討する上で重要なツールの一つであり,マーケティングなどの企業活動でも活用されている。本講義では,社会調査の位置付けと基本的な考え方について具体的な研究方法を通して学び,修得した知識および技能により、自ら課題を発見し解決する能力を養ってもらう。
到達目標
本講義では,社会調査方法論Aからより具体的な研究方法に言及し,社会科学の基礎となる社会調査の在り方とその方法に触れる。具体的な研究方法の学びを通して,社会調査を検討する批判的思考を身に着けてもらうことを目指す。
授業内容
1週目 オリエンテーション・前期の復習
2週目 前期の復習・「問」の立て方
3週目 質問紙調査(調査票調査)概論
4週目 構成概念と尺度,妥当性と信頼性についての概論
5週目 尺度の妥当性と信頼性(1)(信頼性とその測定)
6週目 尺度の妥当性と信頼性(2)(妥当性とその検討)
7週目 中間試験とこれまでのまとめ
8週目 中間試験のフィードバックと推測統計概論
9週目 推測統計(1)(推測統計の基本的考え方)
10週目 推測統計(2)(統計的検定と統計的推定)
11週目 社会調査における分析手法(1)(分析の種類と用途)
12週目 社会調査における分析手法(2)(差の検定系)
13週目 社会調査における分析手法(3)(復習・相関関係)
14週目 社会調査における分析手法(4)(回帰分析系)
15週目 後期のまとめと期末試験
16週目 期末試験のフィードバックと問題の解説
但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
授業で使う資料などはGoogle classroom上に公開する。予習については,授業の終わりに自習のキーワードを示すので,そのキーワードについて1時間ほどかけて各自が調べておくこと。授業後に授業後課題があるので,1時間ほどかけて取り組むこと。復習は特に大事であり,紹介した事柄を理解すると共に,次の授業までの一週間の間で1日1時間ほどを使って資料をノートにまとめ,分からないこと,疑問に思ったこと,学んだことに対する自分の考えを整理するようにしておくこと。
中間・期末試験では自身の手書きによるMy notebookの持ち込みのみ認める。そのために,試験に向けて,授業後に復習を兼ねてノート作りを行い,授業内容の理解を深めること。
成績評価の方法・基準
中間試験(40%)・期末試験(60%)を得点化し,総合的に評価をする。また,授業時での態度や議論への取り組みも判断材料に含め,小テストの点数は加算点として評価に加える。成績の評価は,授業週である16週のうち,11週以上授業に出席した学生を対象とし,試験を受けなかった者には評価を与えない。
履修上の留意点
本講義は社会調査方法論Aの続きであり,事前に社会調査方法論Aを既習していることが望ましく,基本的には既習していることを前提に講義を進める。
本講義では,授業週である16週の内11週以上授業に出席した学生を評価対象とする。また,2回の遅刻で1回分の欠席とするので注意されたい。
授業に関するお知らせなどは,初回のみCourse Powerから行い,以降はGoogle classroomを用いる。
コロナ感染状況によっては,Zoomを用いた対面とのハイブリット形式,またはリアルタイム配信で授業を実施し,Google classroomを用いて授業管理をおこなう。そのため,受講生はPCやインターネット通信環境を整備し,オンラインでの受講が可能な状態であることが望ましい。
課題に対するフィードバックの方法
小テストについては実施した後に,各問題について解説していく。中間・期末試験はフィードバックし,問題の解説をおこなう。
テキスト
特になし。
参考書
涌井良幸・涌井貞美(著)『統計解析がわかる 』技術評論社