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2019年度

科目名	ツーリズム研究	科目コード	1587	単位数	2
担当者名	山田　勅之	開講セメスター	第6セメスター	開講年次	3年次
授業の方法		到達目標		実務経験
ナンバリング		※DP（ディプロマポリシー）と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ（商学科・観光産業学科）参照

授業のねらい: 観光現象とは、観光に関わる空間で、人・労働者・資本・情報などが垣根を越えて移動する現象といえます。それはすなわち、現代社会の姿を先鋭的に現わしているともいえます。本講義では観光の諸相、観光のアイテム・資源といった観光学の基本的な研究対象を押さえたうえで、観光学の論点を理解します。すなわち、観光学を通じて、豊かな知識、柔軟な発想を身につけること目指します。
到達目標: 観光の現場で実践できる基礎力の獲得を目指す。また本授業で得た知識を基礎として、各ゼミナールでの能動的学習へつなげてもらいたい。
授業内容: 1週目観光学とは何か？
2週目観光の諸相①　エコツーリズム、グリーンツーリズム、ボランティアツーリズム
3週目観光の諸相②　フィルムツーリズム、アニメツーリズム、アートツーリズム
4週目観光の諸相③　アーバンツーリズム、ヘリテージツーリズム、スポーツツーリズム
5週目観光の諸相④　宗教ツーリズム、エスニックツーリズム、ダークツーリズム
6週目観光のアイテム・資源①　鉄道、自動車、みやげもの
7週目観光のアイテム・資源②　写真、ガイドブック、紀行文、インターネット
8週目観光のアイテム・資源③　風景、聖地
9週目観光のアイテム・資源④　リゾート、国立公園、世界遺産
10週目観光学の論点①　まなざし、真正性
11週目観光学の論点②　伝統の創造、ディズニーランド化
12週目観光学の論点③　メディア
13週目観光学の論点④　ポストコロニアリズム
14週目観光学の論点⑤　観光まちづくり
15週目まとめ：小論文
16週目振り返り・講評。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。
準備学修（予習・復習）の具体的な内容及びそれに必要な時間: 教科書を熟読するとともに、毎授業配布するレジュメの復習を欠かさないこと。
成績評価の方法・基準: 授業時に実施する小レポート　50％
小論文　50％
履修上の留意点: 遅刻や私語などの迷惑行為を慎むこと。改善されない場合は不合格となることがあります。毎回配布するレジュメはまとめの小論文作成に必要となるので、保管しておくこと。またレポートや小論文は基準に基づいて3～5段階に評価して返却します。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト: 大橋昭一・橋本和也・遠藤英樹・神田孝治編『観光学ガイドブック』ナカニシヤ出版
参考書: 遠藤英樹・橋本和也・神田孝治編『現代観光学－ツーリズムから「いま」がみえる』新曜社