シラバス(詳細)
2019年度 |
科目名 | 現代中国論A | 科目コード | 1527 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 佐藤 千歳 | 開講セメスター | 第3セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 到達目標 | 実務経験 | |||
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 習近平政権の目標はなぜ「中国発展」ではなく「中華復興」なのか? 反日感情はなぜ反米感情よりも強いのか? 清帝国の滅亡からアジア最初の共和国「中華民国」が日中戦争で勝利するまでの歴史をていねいに理解し、こうした疑問に答えていきます。圧倒的な多様性と異質性を内包する中国という地域との関わり方について、自分なりの視点を獲得することを目指します。
- 到達目標
- 現代中国を理解し、中華圏出身者とより深いコミュニケーションが可能になるような知識を習得します。
- 授業内容
- 1週目 「中国」とはなにか?
2週目 1840年以降の中国大陸
3週目 20世紀はじめの中国と世界
4週目 地方ごとの分割
5週目 軍閥と地方政権
6週目 5・4運動と日本
7週目 民族運動の展開
8週目 革命政党の成立/テスト
9週目 中国自立への模索
10週目 日中戦争への道
11週目 日中衝突の構造
12週目 日中戦争と国内経済
13週目 蒋介石政権の経済運営
14週目 教育システムの成立
15週目 植民地化された台湾/テスト
16週目 辛亥革命と中華復興の原点。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- テキストの課題箇所を読み、分からない語句について、高校の歴史教科書、図書館などで調べておく。十分な予習・復習の時間を確保し、要約とコメントを作成する。
講義の終了後やテストの前に、配布資料とテキストを再読する - 成績評価の方法・基準
- 授業中の質問・コメントの頻度と内容(約20%)、課題またはレポートの内容(約40%)、および各テストの成績(約40%)を総合して評価します。
- 履修上の留意点
- 中国語学習者に、特に履修を勧めます。
テキストを完全に理解することよりも、とにかく読んで、疑問点や面白いと思ったことを講義での発表や質問に生かしてください。
テストと課題は、毎回の内容について、評価できる点と改善すべき点を個別に指摘します。 - 課題に対するフィードバックの方法
- テキスト
- 久保亨ら編『現代中国の歴史 両岸三地100年のあゆみ』(東京大学出版会)2800円
※現代中国論Bと同じテキストです。 - 参考書
- 尾形 勇、 岸本 美緒『中国史』(山川出版社) 3780円