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2019年度

科目名	特殊講義Ⅱ（中国社会経済文化論）	科目コード	1518	単位数	2
担当者名	伊藤　昭男	開講セメスター	第5セメスター	開講年次	3年次
授業の方法		到達目標		実務経験
ナンバリング		※DP（ディプロマポリシー）と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ（商学科・観光産業学科）参照

授業のねらい: 本講義では、現代中国を理解する上で重要である地域発展、財政、エネルギー、環境、香港・台湾についての知識を深める。今日、東アジアおよび世界において重要なプレゼンスを占める中国を理解し、国際ビジネスや国際社会に対応していくための広い視野と幅広い教養を身につけることがねらいである。
到達目標: アジアの隣国である中国を、日本との比較の観点から理解し、国際社会における多様な価値観や世界観の存在を理解する力を涵養することが目標である、
授業内容: 1週目講義の方針、地域発展戦略の変遷、産業の集積
2週目人の集積、地域発展戦略の新展開
3週目グループ・ディスカッション、復習テスト（1）
4週目財政システムと中央ー地方関係、市民移行と財政制度改革
5週目分税制の導入と地方政府の自主財源、これからの中央―地方関係の行方
6週目グループ・ディスカッション、復習テスト（2）
7週目高度成長によるエネルギー需要の急増そして新常態へ、市場経済化のエネルギー安定供給への貢献
8週目エネルギー政策の展開、中国のエネルギー問題の今後
9週目グループ・ディスカッション、復習テスト（3）
10週目環境問題と環境政策の変遷、豊かさが生む大気と水の汚染
11週目荒れる大地と農村の貧困、地球温暖化への対応

12週目グループ・ディスカッション、復習テスト（4）
13週目香港・台湾の経済発展過程、中港経済関係の量的・質的変化
14週目中国の経済大国化と台湾の対中経済関係の変容、香港・台湾経済の課題と中国との関係
15週目グループ・ディスカッション、復習テスト（5）
16週目復習テストに対するフィードバック（講評等）を実施する。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講を行う。
準備学修（予習・復習）の具体的な内容及びそれに必要な時間: 週3時間の予習・復習を行うこと。特にテキストは講義に対応して事前に読んでおくこと。また、重要ポイントの確認および理解が不十分であった点については復習して十分な理解に努めること。
成績評価の方法・基準: 復習テスト（5回）の評価（5回×15点＝合計75点）とグループ・ディスカッションの評価（25点）を総合して評価する。
履修上の留意点: ・成績の評価は11週以上授業に出席した学生を対象とする。
・遅刻は原則として欠席扱いとする。
・復習テストの結果を返却するとともに講評・解説を実施する。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト: 梶谷懐・藤井大輔（編著）『現代中国経済論（第2版)』（ミネルヴァ書房、2018年）、3,200円
（本テキストは「比較企業形態論」と同じテキストを使用します）
参考書: 梶谷懐『中国経済講義』（中公新書2506、2018年）、880円