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観光DXをビジネスプランで提案!「観光情報学Ⅱ」で実践的な学び
本学の観光産業学科専門科目「観光情報学Ⅱ」(3年生前期開講)では、ICTを利活用した新しい観光ビジネスプランの企画・プロトタイプ制作を通じて、実践的な学びを深めています。
この科目は、2年生後期開講科目「観光情報学Ⅰ」での学びを基盤としています。「観光情報学Ⅰ」では、観光におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の理解を深め、日本国内の観光DX事業の概要や海外事例を学びます。また、ICTを活用した具体的な事例から北海道の観光DXに関する課題を見つけ、その解決策を話し合うことで、観光DXに関する知識と新たな価値を創造・提案する能力の獲得を目指します。
「観光情報学Ⅱ」では、「観光情報学Ⅰ」で培った知識を活かし、履修者22名が8チームに分かれて「観光」の課題解決につながるビジネスモデルの企画・プロトタイプ制作に取り組んでいます。授業の7週目には、各チームがビジネスプラン発表を行い、学生間で相互評価を実施しました。
各チームは5分間のプレゼンテーションでビジネスプラン案を提案しました。企画の意図、想定されるユーザー層、具体的な利用場面、そしてオリジナリティなど、工夫を凝らした発表が繰り広げられました。プレゼンテーション終了後には学生による投票が行われ、特に高い評価を得たチームの代表者が、それぞれのプランについてコメントを寄せました。
講義の後半8週目以降は、各チームが企画したビジネスプランのプロトタイプ制作に取り組み、より実現可能なビジネスモデルの構築を目指します。

評価の高かったチームのビジネスプランの一部を掲載します。

「nexus」ビジネスプラン

「Hub Seeed(ハブシード)」ビジネスプラン
【在学インタビュー】
授業終了後、「nexus」メンバーの伊藤柊人さんと、「HUB Seeed(ハブシード)」メンバーの鈴木希歩さんに、今回のビジネスモデル発表についてインタビューしました。
伊藤柊人さん:「今回考案したビジネスプランは、あったらいいなを詰め込んだ部分が多く、予算計算や実現に向けた調整は不足しているかもしれません。しかし、アイデア次第で多方面にサービスを拡大できる可能性があり、観光や地域の魅力を引き出す手段にもなりうるため、今後も改善に努めたいと思います。」
鈴木希歩さん:「このような評価をいただけたことを嬉しく思います。発表後、様々なアイデア等をいただいたので、それらを活かし、学生ならではのユニークなビジネスプランを構築していきたいです。」
履修生の皆さんには、今後さまざまな授業や課外活動を通じ、ITスキル、AIの利活用、そして他者と協働するためのコミュニケーション能力を身につけ、幅広い分野で活躍することを期待しています。
本学はこれからも、IT・AIを活用し、社会で活躍できる学生の育成を支援していきます。