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【日本文学と日本語B】やさしい日本語と多文化共生〜札幌国際プラザ・大高紡希氏 講演会レポート
10月8日(水)「日本文学と日本語B」の授業において、(公財)札幌国際プラザの大高紡希氏に「多文化共生のまちづくりのための地域日本語教育」と題するご講演をしていただきました。
本学では日本国内にいる外国人と共生していくことも大事な「国際化」であり、そのためにもまずは「日本語」を大切にしなければならないという考えのもと通常授業を行っています。その一環として「やさしい日本語」に関する講演をしていただきました。大高氏は、フランスやチュニジアで勤務されたご自身の海外での経験に加え、帰国後は胆振東部地震のブラックアウト時に災害多言語支援センターで活躍し、その後SAFE(札幌災害外国人支援チーム)の立ち上げに携われるなど、幅広い経験をお持ちです。
大高氏の幅広い経験とそれに根ざした発想は、観光やまちづくりに興味がありながらもついつい「国際化=英語化、海外留学」となってしまう学生の頭を解きほぐしてくださいました。外国人排斥が話題になる今だからこそ、学生には「多文化共生」および「やさしい日本語」という新たな視点を得て、考えを深めてほしいと思っています。
改めて大高氏に深甚なる謝意を表します。ありがとうございました。
文責:保坂


