シラバス詳細
シラバス(詳細)
2024年度 |
科目名 | 観光情報学Ⅰ | 科目コード | 1473 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 三田村 保 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | C,F | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | ITb403 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 本講義は、観光情報学に関して観光者、行政、業者、観光資源がどのように取り組んでいるかを学びます。具体的には観光におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を理解し、日本における観光DX事業の概要や海外における観光地DXの事例を学びます。またICTを利活用した事例を通して北海道の観光DXに関する課題を発見し、解決策を議論することを通して、観光DXに関連する知識や新しい価値を創造・提案する能力の獲得を目的とします。
- 到達目標
- 観光DXに関連する知識を習得できます。観光DXに関する課題を理解し、解決策を提案することができる。
- 授業内容
- 1週目 講義ガイダンス ①観光情報学 ②観光DX
2週目 日本・世界における観光DX ①観光庁観光事業②海外の観光DX事業
3週目 北海道における観光DX
4週目 観光ビッグデータ ①観光ビッグデータ ②ビッグデータの分析方法
5週目 旅行予約サイト ①「楽天トラベル」②「じゃらん」③「JAL・ANA」④「JTB」
6週目 民泊・ホテル予約サイト ①「Airbnb」②「booking.com」④ケーススタディと最新動向
7週目 SNSを利活用した観光情報 ①Instagram ②FaceBook ③インフルエンサー ④風評被害
8週目 宿泊施設におけるICT利活用 ①宿泊データベース ②チェックイン・アウト ③客室管理
9週目 コンテンツツーリズム(1) ①聖地巡礼 ②ポケふた ③コンテンツツーリズムアプリ
10週目 コンテンツツーリズム(2) ①Google Street View ②ポケモンGo ③位置情報アプリ・ゲーム
11週目 仮想現実(VR、MR、XR)の利活用 ①仮想現実の概要 ①メタバース、アバターの利活用
12週目 人工知能(AI)の利活用 ①AIの概要 ②「ChatGPT」「生成AI」の利活用
13週目 マッチングサービス ①「おてつたび」②「トリップパートナー」③「ぬいぐるみの旅」
14週目 日本・世界における観光DXの課題
15週目 北海道における観光DXの課題
16週目 振り返り・講評。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・各週3時間の予習・復習を行うこと。
・予習:資料は事前にLMSにて配布するので、要点を把握するとともに、不明点を明らかにしておくこと。
・復習:授業での指導・議論を振り返り、課題に取り組むこと。課題はLMSにて提出すること。
- 成績評価の方法・基準
- ・成績評価は11週以上出席した履修者を対象とし、課題や個人・チームでの活動内容をもとに評価します。
- 履修上の留意点
- ・私語や遅刻等で注意を受けて改善しない者は、不合格となることがあります。
・授業内で課題の提出、観光DXの事例を検索・調査します。ノートPC、タブレット端末などの持参してください(学内アクセスポイント使用予定)。
・基本講義形式ですが、グループワーク等のアクティブラーニングを一部実施します。グループに迷惑をかけないよう欠席しないで受講してください。
- 課題に対するフィードバックの方法
- ・LMSにて提出された課題や発表に対し適宜フィードバックをします。
- テキスト
- 特になし。必要に応じて資料を配布します。
- 参考書
- 廣川州伸『観光業DX』(秀和システム)1760円
加藤弘治『観光ビジネス未来白書(2023年版)』(同友館)3080円
岡本亮輔『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』 (中公新書)924円