シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2022年度
科目名 教育実習Ⅰ 科目コード 1314 単位数 1
担当者名 堂徳 将人 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
本講座は、教育実習の事前指導として位置付けるものである。そのため、教師を目指す学生が教職に関する科目等の学習を通して培ってきた教職に関する基礎的・基本的な学習の成果を実際の教育現場で生きて働く知恵として活用できるようにすることをねらいとする。
到達目標
教育実習の事前指導として、教育実習の持つ意義や役割の重大さについての考察を深め、教育実習に向けての意欲を高め、責任感を涵養する。また、生徒・教職員・保護者などとの対人スキルを向上させ、学習指導・評価方法の改善・充実を図るなど、望ましい教師としての教育実践に取り組む意欲と態度を培い、教育実習生に必要な資質と能力を身に付けることができる。
授業内容
1週目 オリエンテーション、教員養成における教育実習の性格と位置付け
2週目 教育実習の意義と目的
3週目 教育実習の心構えと準備(教育実習の内容と方法、事前準備)
4週目 指導計画の作成1(年間指導計画・単元指導計画の作成)
5週目 指導計画の作成2(学習指導案の作成)
6週目 教育実習の実際(先輩学生等の教育実践報告、質疑応答)
7週目 模擬授業1(実習校での公民科の指導を想定して模擬授業を実施し、相互に反省・評価をし合い改善について考察)
8週目 模擬授業2(実習校での商業科の指導を想定して模擬授業を実施し、相互に反省・評価をし合い改善について考察)
9週目 学校視察見学1(高等学校の授業参観)
10週目 学校視察見学2(高等学校のHR・学校行事参観)
11週目 教育実習を有意義にするために1(授業改善についての研究協議)
12週目 教育実習を有意義にするために2(対人スキルの向上についての研究協議)
13週目 教育実習を有意義にするために3(HR指導の観察・参加・実習の検討)
14週目 模擬授業のまとめ(模擬授業の自己評価・相互評価を通して、その改善の方策を総合的に考察)
15週目 教育実習に向けての課題の整理(レポート作成・発表・質疑応答)
16週目 総まとめ(課題レポートの返却、ポートフォリオ・履修カルテの作成等)。ただし、やむを得ず15週目までの授業が行えなかった場合、補講を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
テキストを使用した予習の他、指導計画・指導案、模擬授業の準備を行うこと(予習は毎時間2時間程度)。模擬授業の反省・評価、レポートの作成などの復習に取り組むこと(復習は毎時間0.5時間程度)。模擬授業では、自己評価表・相互評価表を活用する。また、履修カルテやポートフォリオを活用する。
成績評価の方法・基準
試験結果、授業への参加態度、指導計画と模擬授業の内容、レポートや発表内容、各模擬授業の後に実施する研究協議の内容、自己評価表・相互評価表等をもとに総合的に評価する。
履修上の留意点
本講座は、教育実習の事前指導として位置付けることから、教育実習の意義や役割への認識を深め、スキルアップを図るとともに、望ましい教師を目指す意欲と態度を心に刻む機会としてもらいたい。
課題に対するフィードバックの方法
模擬授業の相互評価、自己評価表やレポートなどは、コメントを添えてフィードバックするとともに、課題解決のための質疑・応答の機会を設ける。ポートフォリオを活用した形成的な評価に努めることを期待する。
テキスト
岩本俊郎著「新教育実習を考える」北樹出版1320円
北海道教職課程研究会編「教育実習の手引き(第7版」学術図書出版400円
北海道教職課程研究会編「教育実習日誌第4版」学術図書出版800円
参考書
「高等学校学習指導要領解説書」「高等学校科目教科書」「高等学校科目資料集」白書・年鑑・国勢図絵など
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