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学生・教員が研究成果を披露 「北海道地域観光学会 第12回全国大会」が本学で開催されました
2025年9月5日(金)、「北海道地域観光学会 第12回全国大会」が北海商科大学を会場に開催されました。多くの参加者が来場され、発表セッション、基調講演やパネルディスカッションを通じて、地域観光の未来について活発な議論が交わされました。
発表セッションでは本学からは、大学院生、学部生および交換留学生が以下の計6件の研究成果を発表しました。
発表者一覧(指導教員・共著者は省略)
- 吉本 眞知子(大学院商学研究科博士後期課程3年):鳥瞰図にみる北海道港町の色彩と地域イメージ~ 吉田初三郎と『絵図の史学』の視点から ~
- 鈴木 希歩(観光産業学科4年):体験価値を高める道の駅の在り方に関する研究~北海道における地域に貢献できる道の駅とは~
- 平尾 菜奈美(観光産業学科4年):都市型ゲストハウスにおけるグローカルコミュニティ形成要因の比較分析~札幌市を事例としたcsQCAによる探索的検討~
- 本間 柚妃(観光産業学科4年):マーケティング0時代における日本の航空会社のSNSを利したプロモーションのあり方~ANA系列を事例として~
- 山崎 舜隼(観光産業学科3年):倶知安町の宿泊税制度の現状と課題
- 李 晓燕 (煙台大学3年):桂林市阳朔県における観光発展の推移と現状からみた重要課題の抽出と対応方策の提示




基調講演では、鈴木 紀彦 氏(一般社団法人 倶知安観光協会 事務局長)が、『観光財源と見える化、持続的観光の住民理解へ向けて』をテーマに、宿泊税を軸とした先進的な観光財源の活用事例を紹介しました。
パネルディスカッションでは、本学の伊藤 昭男 教授をファシリテーターに、青山 智則 氏(札幌観光協会 特別参与)、本学の山田 勅之 教授、千葉 里美 准教授が登壇。『地域観光開発の役割-短期的役割と長期的役割をいかに調和させるか-』をテーマに、短期・長期的な視点をいかに調和させるかについて、活発な議論が展開されました。

表彰式では、平尾さんの発表は、地域観光研究の発展に貢献する内容として評価され「研究奨励賞」が授与されました。

本学では、観光産業や地域づくりに関する実践的な学びと同時に、学生・院生の研究活動の推進にも力を入れており、今回のような学会での積極的な発表・受賞につながっています。特に、平尾菜奈美さんの発表が「研究奨励賞」を受賞したことは、学部レベルでの質の高い研究指導と学生の努力が評価された結果であり、今後のさらなる研究活動への弾みとなるものです。
今後も北海商科大学では、地域に根ざした実践と理論を両立した教育・研究を推進し、社会に貢献できる人材の育成を目指してまいります。
北海道地域観光学会
http://www.do-chiikikanko.online/