シラバス(詳細)
印刷する
科目名 |
地域観光振興特殊研究Ⅰ |
科目コード |
8108 |
単位数 |
2 |
担当者名 |
山田 勅之 |
開講時期 |
1前 |
開講年次 |
1年次 |
- 授業の到達目標及びテーマ
- 本講義は観光振興を検討するうえで、必要となる理論を学ぶことを目的とする。すなわち、マキャーネルとこれに呼応した日本人研究者による理論書を読解し理解する。
- 授業の概要
- 観光はありとあらゆるものをその対象とする可能性があり、したがって観光振興論を理解するためには学際的アプローチが必要である。観光研究において、現在なお有用である、マキャーネル『ザ・ツーリズト』を中心に理解する。さらにこれに刺激を受ける形で発表された日本人研究者による観光理論を理解する。
以上から観光振興という動態をどのようにとらえるべきか、課題抽出力を磨くとともに、博士論文の理論構築の一助とする。
- 授業計画
- 1週目 ガイダンス
2週目 旅行者から観光客へ―失われた旅行術
3週目 近代性と観光経験の生産
4週目 観光と社会構造
5週目 パリの事例
6週目 その他の観光対象
7週目 演出された真正性
8週目 観光対象の記号論
9週目 観光客のエスノメソロジー
10週目 本物と偽者の構造
11週目 理論、方法、応用について
12週目 ツーリズム・モビリティーズ①
13週目 ツーリズム・モビリティーズ②
14週目 持続性ある観光開発
15週目 地域文化観光論
16週目 振り返り・講評
- テキスト
- 授業時に配布します。
- 参考書・参考資料等
- ディーン・マキャーネル、安村克己他訳『ザ・ツーリズト』学文社
遠藤英樹『ツーリズム・モビリティーズ―観光と移動の社会理論』ミネルヴァ書房
安村克己『観光まちづくりの力学―観光と地域の社会学的研究』学文社
橋本和也『地域文化観光論―新たな観光学の展望』ナカニシヤ出版
- 成績評価の方法・基準
- 課題に取り組む姿勢や進捗状況、質疑応答などにより総合的に評価する。
PAGE TOP