シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 観光景観論 | 科目コード | 1427 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 池ノ上 真一 | 開講セメスター | 第5セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | C,F | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | - | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 本授業は、観光の動機付けや満足度向上に大きな影響力をもつ景観について学びます。そもそも景観とは何か、どのように捉えることが出来るのか、有名な景観はなぜ注目されるのか、さらに、景観と観光の望ましい関係とそうでない関係とは何か、といった観点から、観光を切り口に観光客(ゲスト)や地域(ホスト)の両方の観点から景観そのものや課題を捉える力を養成することを目指します。
また、本授業では、教員からの一方通行の授業ではなく、学びのコモンズを形成することで、主体的でより深い学びを実現したいと考えています。そのためには、教員と学生、学生と学生の間でのインタラクティブなコミュニケーションを大切にしています。さらに、景観そのものが地域の多様で膨大な情報を含み、視覚的な情報を扱うことが重要となります。そこで、PC等を用いてLMSであるmanabaはもちろんのこと、webブラウザ、ワープロ・表計算・スライド系アプリなどを使用します。 - 到達目標
- (1)観光を切り口とした景観の捉え方の基礎を理解すること
(2)景観と観光に関する課題を共創的に抽出する力を養成すること - 授業内容
- 1週目 オリエンテーション 授業概要の説明とグループ分け、アイスブレイクワーク等
2週目 北海道の景観を知る1 自然景観:海の見える景観、他
3週目 北海道の景観を知る2 都市景観:札幌の景観、他
4週目 北海道の景観を知る3 自然と人が生み出す景観:函館の夜景、富良野・美瑛の農業景観、他
5週目 北海道の景観を知る4 学生が捉えた景観
6週目 世界の景観を知る1 みんなで世界の景観をシェアしよう(ワーク)
7週目 世界の景観を知る2 みんなで世界の景観をシェアしよう(発表)
8週目 景観と観光の現状1 人を惹きつける景観:世界遺産、国立公園など
9週目 景観と観光の現状2 景観を活かした観光まちづくり1 海外
10週目 景観と観光の現状3 景観を活かした観光まちづくり2 国内
11週目 景観と観光の現状4 過剰な観光開発
12週目 景観と観光の現状5 オーバーツーリズム
13週目 最終課題(ワーク、エスキス等)
14週目 最終発表、ピア評価
15週目 最終発表(予備日)、振り返り
16週目 最終発表(予備日)、振り返り - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 事前:授業中に次の授業テーマを提示します。それに関して事前学修をしてください。(120分)
事後:授業中に課題を提示します。Manaba等の指定された方法で提出をしてください。(120分) - 成績評価の方法・基準
- 授業内課題の提出物 60%
最終課題・ピア評価 30%
授業への参加状況 10% - 履修上の留意点
- ・【必須】授業に関するお知らせは、manabaから行います。常に受信・確認できるようにしてください。
・【必須】PC等での資料閲覧、検索、グループワーク、資料作成があります。授業の際には、各自でPC等を持参ください。(教室に十分な電源がありませんので、PC等の充電は事前に済ませてください)
・私語や遅刻等で注意を受けても改善しない学生は、不可となることがあります。
・グループ等によるワークを多く予定しています。 - 課題に対するフィードバックの方法
- ディスカッションやグループワークの成果物に対し、フィードバックをします。
- テキスト
- 特になし。必要に応じてmanaba内で必要な資料を配布します。
- 参考書
- 西村幸夫・中井祐・伊藤毅 編『風景の思想』学芸出版社、2012