シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 特殊講義Ⅰ(文学からみた北海道・東北) | 科目コード | 1547 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 保坂 智 | 開講セメスター | 第3セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | C,F | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | DSp303 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 北海道にゆかりの作品を実際に読み味わう。北海道・東北の情景がどのように文章や映像として表現されているかを概観し、文学的イメージの形成を探る。また、心情理解だけでない読解方法を、近現代の文学作品を読むことで身に付けてもらいたい。
- 到達目標
- ・北海道・東北の地が文学作品においてどのように形象化されているかを理解する。
・北海道ゆかりの作家と作品について説明できる。
・文学作品の風景と心情とイメージ形成の関わりを説明できる。 - 授業内容
- 1週目 ガイダンス
2週目 太宰治
3週目 アイヌ文学
4週目 國木田独歩
5週目 有島武郎
6週目 石川啄木①(詩歌)
7週目 石川啄木②(散文)+第1回試験
8週目 北海道文学館見学
9週目 宮沢賢治①(北海道・樺太旅行)
10週目 宮沢賢治②(オホーツク挽歌)
11週目 小林多喜二①(田口タキとのかかわり)
12週目 小林多喜二②(『蟹工船』小説・漫画・映画の比較)
13週目 伊藤整①(多喜二・小樽とのかかわり)
14週目 伊藤整②(りんごの文学誌)
15週目 まとめ + 第2回試験
16週目 課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- (予習)講義プリントや扱う作品manabaに掲示するので、あらかじめ読んでから講義に臨む。(90分)
(復習)講義後は、配布された参考資料やプリントを復習し、理解に努める。(30分) - 成績評価の方法・基準
- 試験を2回、レポートを1回課す。試験40%、レポート30%、講義へのコミットメント(小レポート・感想文等)は30%として評価する。なお、出席回数が3分の2に満たない場合は評価の対象としない。
- 履修上の留意点
- ・北海道文学館見学を行う予定。入館料は自己負担(500円程度)。
・manabaに提示された文学作品を毎週必ず読んだ上で参加すること、課題作品を読んでいない場合は原則参加を認めない。
・第3週まではオンライン講義となる。 - 課題に対するフィードバックの方法
- 提出されたレポートにコメントをつけてフィードバックを行なう。
- テキスト
- 石川啄木『一握の砂・悲しき玩具』(新潮文庫)539円
小林多喜二『蟹工船・党生活者』(新潮文庫)440円 - 参考書
- 『北海道文学全集』全23巻(立風書房)1979年
必要に応じて適宜紹介する。