シラバス詳細

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2025年度
科目名 特殊講義Ⅱ(西洋・東洋の思考) 科目コード 1606 単位数 2
担当者名 伊藤 昭男 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 C,F 実務経験 無 
ナンバリング DSp406 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
豊かな人間形成における幅広い教養として、東洋人である日本人のものの考え方を西洋人との比較の観点から認識することがねらいである。
国際社会における多様な価値観や世界観の存在を理解することがねらいである。
到達目標
異文化交流を円滑にしていくために必要となる認識上の差異(西洋人と東洋人:とくに日本人)に関して、基礎的な理解を得ることができる。
授業内容
1週目 イントロダクション(講義の方針、進め方など)
2週目 日本人は劣等民族?
3週目 人間は論理的であると考える理論、人間が非論理的であるとする証拠
4週目 内容による影響と進化心理学的理論、2種類のシステム
5週目 人間は論理的なのか、論理学は「論理的」を保証するか?
6週目 論理学は「合理性」を保証するか? 論理学は「直感的正しさ」を保証するか? 『第1回課題』(manaba対応)
7週目 論理的とはどういう意味か、西洋的な教育を受けていない人々の思考についての研究
8週目 西洋人の規則基盤的思考と東洋人の弁証法的思考、東洋人は本当に弁証法的なのか
9週目 西洋人の分析的思考と東洋人の全体的認知、論理的思考と知能指数、『第1回試験』
10週目 柔軟な思考としての弁証法、認知や思考の民族差は遺伝子による差異か?
11週目 西洋の個人主義文化と東洋の集団主義文化、文化的伝統としての素朴弁証法と陰陽思想
12週目 言語とコミュニケーション、文化のビッグ・バン、『第2回課題』(manaba対応)
13週目 地勢的・気候的・生態的要因による文化多様性の説明、比較文化の心理学における社会生態学的アプローチ
14週目 文化差の過大視
15週目 日本人論として、『第2回試験』
16週目 試験の講評を実施する。ただし、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を実施する。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習:事前にテキストを読んでおくこと(90分程度)。
復習:講義内容を振り返り、自分自身の考えをノートにまとめておくこと(30分程度)。
成績評価の方法・基準
2回の試験と2回の課題で評価する。
「2回の試験80%・2回の課題20%」
履修上の留意点
成績評価は原則10週以上授業に出席した学生を対象とする。
講義に関する連絡事項はLMS上で行うのでその都度確認すること。
なお、講義中の私語は認めない。
課題に対するフィードバックの方法
試験結果について講評する。個人別試験結果については希望に応じる。
テキスト
山 祐嗣『日本人は論理的に考えることが本当に苦手なのか』(新曜社) 2000円
参考書
鈴木大拙『東洋的な見方』(角川ソフィア文庫)680円
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