シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 特殊講義Ⅰ(ファイナンシャルプランニング) | 科目コード | 1449 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 松原 英二 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | C,F | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | DSp406 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- この授業では特に近年その重要性に注目が集まる金融リテラシーについて総合的な見地から学習することを目標にしています。金融リテラシーはライフプランニングの主要なテーマの一つですが従来は消費者教育としての側面ばかりが強調されていたために一般にも消費者保護として理解されることが多かったといえます。しかし現在では私たちを取り巻く社会や経済の環境も急速に変化しており、それが一層本来の金融リテラシーというものの存在感を高めていると考えられます。そのため金融リテラシーについて学修することは今日的意義をもつものといえるでしょう。
- 到達目標
- 金融リテラシーを学ぶことで金融への理解が深まりそれによって金融行動に対する感覚を高めることが出来るようになります。
- 授業内容
- 1週目 はじめに
金融リテラシーとは何か、そしてわが国の現状について
2週目 金融リテラシーを身につけるには
金融に関する基礎知識とは
3週目 資産形成について考える
金融商品をどのように活用すべきか
4週目 日本政府による金融リテラシーへの問題意識
金融庁の役割と政策目標
5週目 金融サービスの変化と今後のあり方
学校教育等における取り組み
6週目 いまこそ重要な金融リテラシー
グローバルな構造変化と日本経済
7週目 資産形成「稼ぐ」「貯める・増やす」
金融リテラシーの国際比較
8週目 証券取引所の役割
取引所取引と相対取引
証券市場をめぐる最近の状況 前期課題レポート
9週目 投資が怖い日本人(授業が進まない理由)
資産運用の方法
10週目 保険リテラシー
保険商品とその利用法
保険商品としての生命保険
11週目 個人にとっての生命保険の意義
12週目 日本の年金制度
ライフステージと資産運用
13週目 資産運用
株式と債券の性質
分散投資の概要と投資対象
14週目 まとめ(Ⅰ)
世界的に重要度が増す
金融教育
15週目 まとめ(Ⅱ)
グローバルイシューとしての金融経済教育 後期課題レポート
16週目 既に提出された課題レポートについての講評を実施します。ただしやむを得ず15週までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行います - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- (予習)毎回の授業で提示される課題に取り組み(90分程度)
(復習)講義内容を振り返り自分自身の考えをノートにまとめる(30分程度) - 成績評価の方法・基準
- 課題レポートと授業内で必要に応じて実施される小テストの点数などを加味して総合的に評価する
- 履修上の留意点
- 授業中に授業内容以外の行為に及ぶ受講生には厳しく対応するので真面目に授業に取り組んで欲しい
- 課題に対するフィードバックの方法
- 提出されたレポートにコメントをつけてフィードバックを行う
- テキスト
- 幸田博人・川北英隆著「金融リテラシー入門 基礎編」(金融財政事業研究会) 2,000円+税
- 参考書
- 梶谷美果著「これであなたも一発合格!FP参考書3級」(株)きんざい 1,500円+税