シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 観光研究ゼミナールⅣ | 科目コード | 1236 | 単位数 | 2 |
---|---|---|---|---|---|
担当者名 | 郭 倩 | 開講セメスター | 第7セメスター | 開講年次 | 4年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | F,H | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | LSe704 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 現在、北海道では自然環境など地域の資源を生かした滞在型の観光地づくりに取り組んでおり、特に近年増加が著しい訪日外国人旅行者(インバウンド観光客)の誘致や、「持続可能な観光」の振興に力を注いている。そこで、インバウンド観光受入における地域の課題や問題点に注目し、供給側/受け入れ側の視点から、観光地の課題を把握し、地域の資源を確認したうえで、地域資源を活かしたインバウンド観光の取組を調査することを通して、北海道の観光開発の現状と課題について学ぶ。
- 到達目標
- 1.観光地の取り組み事例を学習し、観光開発の現状と課題、及びその背景にある社会的問題を理解する。
2.「北海道におけるインバウンド観光振興の取組」をテーマに、文献調査と分析したうえ、ポスターにまとめ、発表する。
3.グループディスカッションとプレゼンテーションを通して、コミュニケーション力の向上を図る。 - 授業内容
- 1週目 オリエンテーション(講義の進め方、ガイダンス、顔合わせ)
2週目 観光研究の基礎理論と意見集約
3週目 札幌市内の主要外国人観光客が訪れる観光地においてキャップション調査
4週目 キャップション調査によるグループワーク
5週目 観光地取組調査法1:導入と事例学習
6週目 観光地取組調査法2:事例学習に対するグループディスカッション
7週目 観光地取組調査法3:データベースの利活用(RESAS/47GOなど)
8週目 中間報告と講評
9週目 観光地取組調査法4:調査法レクチャー
10週目 観光地のインバンド観光受入環境に対する現地調査(1)
11週目 グループワークと調査レポートまとめ
12週目 観光地のインバンド観光受入環境に対する現地調査(2)
13週目 グループワークと調査レポートまとめ
14週目 最終発表と講評(グループ別)
15週目 最終発表と講評(グループ別)
16週目 やむを得ず15回目まで講義できなかった場合、補講を行う - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 予習:自治体のホームページや自治体公表の「人口ビジョン」「総合戦略」「総合計画」などの政策集に対する調査(90分程度)。
復習:観光地事例集を振り返り、関心のある北海道の地域の現状を常に把握する(60分程度)。
- 成績評価の方法・基準
- 担当報告のプレゼンテーション 60%
講義中の発言・グループディスカッションなど 40% - 履修上の留意点
- 一回目の講義で、ゼミの内容と進行方法について、履修生の意見を聞きながら一緒に決めていく。
シラバスに記載されているゼミの仮案にこだわらず、履修生の興味あるテーマに変更する場合がある。 - 課題に対するフィードバックの方法
-
授業中の質問・課題に対するフィードバックは適宜コメントを行う。
報告・プレゼンテーションに対する評価・フィードバックは講義後半において時間を設けて行う。 - テキスト
- オリジナル資料を配布する。
- 参考書
- ・増淵敏之編著『地域は物語で10倍人が集まる』生産性出版(2021.3)
・地域デザイン科学研究会編『地域デザイン技法ーー地域を「読み・解く」55のアプローチ』北樹出版(2022.3)