シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 観光研究ゼミナールⅢ | 科目コード | 1235 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 山田 勅之 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | F,H | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | LSe603 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 本ゼミナールでは、まず観光社会学の概説書の輪読を通じて、観光学がテーマとする対象と分析理論の基礎を学びます。次いで、論文の要約に挑戦して、研究論文の構造を理解します。このように得た知識を基礎にして、自らが関心を持つ観光現象について研究計画書を作成します。そして作成した研究計画書に沿って、資料収集を行い、分析検討して、結論を導き出します。これら一連の作業を全て自らが能動的に行ない、その成果をプレゼンテーション及び研究レポートという形で発表します。
このように観光学の理論と実証を通じて、豊かな知識、柔軟な発想を身につけます。 - 到達目標
- ・著者の伝えたいことを正確に把握して、他人へ伝える力。
・課題を自ら発見して探求する力。
・自分の考えを根拠をもって論理的に説明できる力。
観光の現場で実践できる能力の獲得ができます。
- 授業内容
- 1週目 ガイダンス:ゼミの進め方、方針。
観光学とは何か?
2週目 輪読① 「観光社会学」が目指すもの
3週目 輪読② 「観光の近代」
4週目 輪読③ 「オルタナティブ・ツーリズム」
5週目 輪読④ 観光研究の領域①「エスニック・ツーリズム」
6週目 輪読⑤ 観光研究の領域②「宗教ツーリズム」
7週目 輪読⑥ 観光研究の領域③「ホスピタリティ」
8週目 輪読⑦ 事例研究①
9週目 論文要約
10週目 研究計画書作成
11週目 研究発表準備
12週目 研究発表① パワーポイントを用いてプレゼンテーション。その後全員で議論する。
13週目 研究発表② パワーポイントを用いてプレゼンテーション。その後全員で議論する。
14週目 研究発表③ パワーポイントを用いてプレゼンテーション。その後全員で議論する。
15週目 研究レポート作成
16週目 研究レポート添削と修正。講評と振り返り。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・予習
輪読では事前に必ず該当箇所を熟読しておくこと。研究発表ではパワーポイントにて内容をまとめてください(90分程度)。
・復習
ゼミ生の発表を振り返り、自分自身の考えをノートにまとめる(30分程度)。 - 成績評価の方法・基準
- 輪読への参加度、論文要約、研究計画書、研究発表、研究レポート、プレゼンテーション、議論への参加度などを評価の対象となります。
- 履修上の留意点
- ・遅刻や私語、飲食などの迷惑行為を慎むこと。出欠は授業の参加度の観点から管理します。改善されない場合は不合格となることがあります。発表については全員で評価します。
・LMS上で資料を配布します。講義ではこれらを事前にプリンアウトして持参するか、スマホやタブレット、ノートパソコンなどを持参して使います。(学内アクセスポイントを使用予定)。 - 課題に対するフィードバックの方法
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研究発表については、口頭にてコメント・評価します。
研究計画書と研究レポートについては、評価・添削して返却します。 - テキスト
- 特になし。
- 参考書
- 安村克己・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸悟編『よくわかる観光社会学』(ミネルヴァ書房)2860円
大橋昭一・橋本和也・遠藤英樹・神田孝治編『観光学ガイドブック』(ナカニシヤ出版)3080円
遠藤英樹・橋本和也・神田孝治編著『現代観光学―ツーリズムから「いま」がみえる』(新曜社)2310円
竹内正人編『入門観光学』(ミネルヴァ書房)3080円