シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 観光研究ゼミナールⅡ | 科目コード | 1234 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 佐藤 博樹 | 開講セメスター | 第5セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | F,H | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | LSe502 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 本ゼミでは、各種観光事業をテーマとしたテキストに基づきPowerPoint 2019でプレゼン資料を作成し、発表とディスカッションを通して観光事業の基礎知識を修得します。併せて、DX(Digital Transformation)が急進展する社会で活躍するビジネスパーソンに必ず求められる情報活用力、BI(Business Intelligence)の基盤を「Excelを活用したビジネスデータ分析力」とみなし、実戦的な仮想データの処理を通してそれら能力の獲得を目指します。以上から、観光事業の基礎知識、ビジネスの現場で活用できるビジネスデータ分析の実戦的手法とプレゼン力を同時に効率よく養成します。
- 到達目標
- ①各種観光事業での成功の仕組みや発展要因を理解する。
②PowerPoint 2019を使用したプレゼン力(資料作成力&発表力)を身につけ、効果的なプレゼンテーションができるようになる。
③ビジネスデータ分析手法ごとの分析目的、データ処理手順、結果読み方等をExcel 2019の操作テクニックと併せて修得して、ビジネスデータに含まれる情報を目的に応じて取り出し、経営の意思決定に活かせるようになる。
④①~③の学修過程で、学内無線LAN(WiFi)のアクセスポイントを経由してオンライン上の最新の観光ビジネスデータや情報サービスに数多くアクセスし、効率的にICT(情報通信技術)を利活用できるようになる。
- 授業内容
- 1週目 各事業部門への最適な経営資源の配分を検討する!(PPM:プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントを理解し活用する)
2週目 顧客名簿から登録会員の年齢層の傾向を把握する!(ヒストグラムを理解し活用する)
3週目 売上の上位を占める顧客を発見・分析する!(デシル(Decile)分析を理解し活用する)
4週目 独自のランク付けで優良顧客を選別し、サービスを差別化する!(FSP(Frequent Shoppers Program)分析を理解し活用する)
5週目 顧客の消費性向を分析し、最適な営業戦略を練る!(RFM(Recency Frequency Monetary)分析を理解し活用する)
6週目 満足度評価のアンケートデータを価値のある情報に変換する!(平均値、標準偏差を理解し活用する)
7週目 需要の価格弾力性でバーゲン効果の高い商品やサービスを見つける!(需要曲線、需要の価格弾力性を理解し活用する)
8週目 需要曲線から粗利益を最大化する販売価格を検討する!(近似曲線、ソルバー機能を理解し活用する)
9週目 新店舗の売上を回帰分析で予測する!(散布図、相関係数、単回帰モデル分析を理解し活用する)
10週目 複数のデータから重回帰分析で新店舗の売上を予測する!(重回帰モデル分析を理解し活用する)
11週目 天気や曜日を使って販売量を予測する!(数量化Ⅰ類モデル分析を理解し活用する)
12週目 ターゲット顧客に好まれるのはどちらかを判別する!(数量化Ⅱ類モデル分析を理解し活用する)
13週目 テキストに基づくプレゼンテーション1(第1回~第3回)+ディスカッション
14週目 テキストに基づくプレゼンテーション1(第4回~第6回)+ディスカッション
15週目 テキストに基づくプレゼンテーション1(第7回~第9回)+ディスカッション
16週目 実施したプレゼンテーションに関する総合的な講評等を行う。ただし、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・予習と復習は、基本的にテキストと学内無線LAN(Wi-Fi)を通して配付される講義資料を熟読し、併せてmanabaで配信されるオンデマンド動画教材を視聴して理解を深めること。
・予習:毎回の授業で指示された箇所を予め熟読し、manabaで配信されるオンデマンド動画教材を視聴しておくこと。(90分程度)
・復習:manabaで配信されるオンデマンド動画教材を再度視聴し直すこと。
・予習・復習等においては、講義資料や学内無線LAN(Wi-Fi)を用いてオンライン上から入手した最新の観光ビジネスデータや情報サービスを活用して課題に取り組む。
- 成績評価の方法・基準
- ・成績は、学習姿勢、データ処理の実技能力、プレゼンテーションやディスカッションへの参加結果等で総合的に評価します。
・成績評価に際しては、授業態度も判定要因とすることがあります。
- 履修上の留意点
- ・講義は原則として対面で実施し、オンデマンド動画教材も同時に配信します。
・授業中も随時指導しますが、基本的に毎回パソコンを使用するのでコンピュータ・リテラシーⅠ・Ⅱの内容をしっかり理解しておくこと(特にExcel 2019の表計算、グラフ機能、データベース機能を使用)。
・講義の受講時におけるマナー・注意事項について注意を受け、改善の兆しがない者は不合格となることがあります。
- 課題に対するフィードバックの方法
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・個々のプレゼンテーションに関する講評は、原則として毎回ディスカッション後に行います。
- テキスト
- ・高橋一夫他『1からの観光事業論』(碩学社)2,640円
・自作の資料も随時配付します。 - 参考書
- ・加藤弘治『観光ビジネス未来白書 2024年版』(同友館)3,080円