シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2025年度
科目名 観光文化論 科目コード 1585 単位数 2
担当者名 山田 勅之 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 B,C,F 実務経験 無 
ナンバリング KTo407 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 一般的に観光の現場で出会う文化事象を観光文化と呼びます。では、文化が観光の対象となるには、どのようなプロセスがあるのでしょうか?また文化が観光の対象となることで、どのような現象が起こっているのでしょうか?本講義では、このような問題意識のもと、「まなざし」「真正性」「伝統の創造」「文化の遺産化」といった観光文化論における論点を、様々な事例を通じて考察します。以上から、豊かな知識と柔軟な発想力の涵養を図ります。
到達目標
 様々な事例から観光文化とは何か理解する。そこから商品となった観光文化がどのように売買されるのか、あるいは観光文化の生成過程において、地域住民や社会とどのような関係性が認められるのか、他の授業と連結させながら考察しよう。これらを通じて、国際社会と地域社会、そして観光産業に貢献できる力を身につけることができます。
授業内容
1週目 ガイダンス 観光文化論の論点
2週目 世界遺産:理念と現在
3週目 世界遺産:課題と未来
4週目 文化の遺産化①:白川郷
5週目 文化の遺産化②:和食
6週目 日本の中の「外国」① 大阪コリアタウン
7週目 日本の中の「外国」② 大阪大正区リトル沖縄
8週目 外国の中のNIPPON① 近現代台湾とは?
9週目 外国の中のNIPPON② 台湾近代化遺産
10週目 宗教とツーリズム① 祭りと宗教と社会
11週目 宗教とツーリズム②  近代が「創った」社寺参詣
12週目 宗教とツーリズム③ スピリチュアリティ、パワースポット 
13週目 土産物の文化
14週目 ディズニーランドを読み解く
15週目 まとめ 小論文作成
16週目 振り返り・講評。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
参考書や関連の文献に基づいて予習を行う(1時間程度)。
毎授業配布するレジュメの復習をする(1時間程度)。
成績評価の方法・基準
授業時に実施する小レポート 50%
期末テスト(小論文) 50%
履修上の留意点
・毎講義、質問やアンケートへの回答、及び小レポートの提出を課します。これらのうち、小レポートを除いてmanaba上で行いますので、スマホやタブレット、ノートパソコンなどのモバイル端末を持参ください(学内アクセスポイントを使用予定)。小レポートはレポート用紙を配布するので、回答のうえ提出します。
・遅刻や私語、飲食などの迷惑行為を慎むこと。改善されない場合は不合格となることがあります。欠席・遅刻は授業参加度の観点から管理しますので、注意ください。
・毎回配布するレジュメはまとめの小論文作成に必要となるので、保管しておくこと。
課題に対するフィードバックの方法
・小レポートは基準に基づいて3~5段階に評価して返却します。
・小レポートの提出がなされない場合、欠席扱いとするので注意してください。
テキスト
特になし。毎授業レジュメを配布する。
参考書
遠藤英樹・橋本和也・神田孝治編著『現代観光学―ツーリズムから「いま」がみえる』(新曜社)2310円
ジョン・アーリ著、加太宏邦訳『観光のまなざし―現代社会におけるレジャーと旅行』(法政大学出版局)5060円
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