シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | ツーリズム研究 | 科目コード | 1587 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 郭 倩 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | D,F | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | KTo608 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 近年、体験や交流の要素を取り入れた観光形態やテーマ性の強い観光が注目されるようになり、従来観光資源として認識されてこなかったものが、観光客をはじめ、様々なアクターたちの「まなざし」を受けるようになっています。本講義では、現代観光の諸相について、具体的な事例を挙げながら、観光学の論点から考察します。これにより、ポストモダンの現象が典型的に顕現する観光の現場を深く理解することができると想定されます。
- 到達目標
- ・現代観光の諸相の現状や課題を理解し、説明することができます。
・観光の現場からポストモダンの現象を理解し、説明することができます。
以上から、観光の現場で実践できる基礎力の獲得を目指します。すなわち、幅広い国際的教養に基づいて、グローバルに活躍できる力を身につけることができます。 - 授業内容
- 1週目 オリエンテーション 観光の諸相
2週目 サステイナブルツーリズム 「幸せの国」ブータン
3週目 エコツーリズム① ネパール・ヒマラヤトレッキング
4週目 エコツーリズム② オーストラリア・タスマニア島
5週目 エコツーリズム③ ボルネオのオランウータン保護と観光
6週目 巡礼とツーリズム① インド・バラナシ巡礼
7週目 巡礼とツーリズム② モンゴル・チンギスハーン陵
8週目 ボランティアツーリズム ボランティアの「パッケージ化」
9週目 ダークツーリズム① 戦争遺構の「見せ方」
10週目 ダークツーリズム② 公害の「見せ方」
11週目 エスニックツーリズム① コロニアリズム・ポストコロニアリズムの諸相
12週目 エスニックツーリズム② ポストコロニアリズム
13週目 ヘリテージツーリズム① 世界遺産の理念と現在
14週目 ヘリテージツーリズム② 世界遺産の課題と未来
15週目 まとめ:小論文作成
16週目 振り返り・講評。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 予習:参考書やインターネット等の媒体から多様なツーリズムの関連情報を収集するなどの事前準備を行う(60分程度)。
復習:配布資料に基づき講義内容を整理し、復習する(60分程度)。 - 成績評価の方法・基準
- 授業時に実施する小レポート・講義中の発言/グループディスカッションなど 40%
期末小論文 60%
成績評価は、原則上全講義の2/3(10回)以上出席した学生のみ対象とする。 - 履修上の留意点
- ・毎講義、質問やアンケートへの回答、及び小レポートの提出を課します。これらはLMS上で行いますので、スマホやタブレット、ノートパソコンなどのモバイル端末を持参ください(学内アクセスポイントを使用予定)。
・遅刻や私語、飲食などの迷惑行為を慎むこと。改善されない場合は不合格となることがあります。出欠は授業の参加度の観点から管理します。 - 課題に対するフィードバックの方法
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・授業中の質問・課題に対するフィードバックは適宜コメントを行う。
・小レポート、期末試験に対する評価・フィードバックは次回の講義において時間を設けて行う。
・期限内に小レポートを提出できない場合、欠席扱いとするので注意してください。 - テキスト
- 特になし。レジュメ・配布資料を用いる。
- 参考書
- 大橋昭一・橋本和也・遠藤英樹・神田孝治編『観光学ガイドブック』(ナカニシヤ出版)3080円