シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | コマース研究ゼミナールⅡ | 科目コード | 1210 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 竹野 学 | 開講セメスター | 第5セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | G,H | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | HSe502 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- ゼミでは文献の輪読を通じて、下の到達目標に掲げたような、文系の大学生として最低限身につけておくべき技術の習得をめざします。
今期は、商学部の学生として身につけておくべき社会科学の素養を涵養するため、身近な食べ物から経済を学ぶ文献である下記のテキストの輪読を行います。それを受けて各自の関心に応じた身近なモノから見た経済・企業の調査を行って、世界・日本の経済やグローバリズムの課題を各自で考えることが狙いです。
そして、その調査学習の結果をプレゼンテーションという形で発表してもらいます。 - 到達目標
- 1.著者の伝えたいことを正確に読取ることができる。
2.読んだ文章を的確に要約して文章化することができる。
3.自分の考えを口頭や文章で他人に伝えることができる。
4.問題を発見し、その解決に必要な情報を収集・分析・整理しその問題を確実に解決できる。
5.多文化・異文化に関する知識の理解を養う。 - 授業内容
- 1週目 打ち合わせ―ゼミの進め方の説明、報告順の決定と文献の調べ方の解説
2週目 学習のための基本的技術の確認(読書法、資料調査法、レジュメ作成法など)
3週目 『食べる経済学』第1章輪読
4週目 『食べる経済学』第2章輪読
5週目 『食べる経済学』第3章輪読
6週目 『食べる経済学』第4章輪読
7週目 『食べる経済学』第5章輪読
8週目 『食べる経済学』第6章輪読
9週目 『食べる経済学』第7章輪読
10週目 『食べる経済学』第8章輪読
11週目 『食べる経済学』第9章輪読
12週目 『食べる経済学』第10章輪読
13週目 『食べる経済学』第11章輪読
14週目 『食べる経済学』第12章輪読
15週目 各自の調査学習に基づくプレゼンテーション+ディベート
16週目 全体のまとめ+フィードバック(但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行う)。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 1週目は輪読の担当箇所を決めますので、必ずテキストを持参してください。
報告者は報告に向けてテキストを精読し内容を簡潔にまとめ、関連文献の調査などの準備を行ってください。また、参加メンバーはテキストを読んで、質問事項や議論すべき内容を各自で考えてきてください(所要時間1~2時間)。また、当日の議論で疑問が出た点や不明のままに終わった点などの調査・確認を復習として行ってください(所要時間1時間程度)。
以上を通じて受講生各自が関心を持った企業の社史に関する調査学習の成果を、ゼミの後半期間に発表してもらいます。 - 成績評価の方法・基準
- 報告の内容(50%)、討論への参加(50%)などで総合的に評価します。やむをえず欠席する場合は、必ず事前に連絡してください。
- 履修上の留意点
- 毎回の報告者を決めて、報告者にレジュメの作成と報告をしてもらい、それをもとにして全員で議論をします。そのため、全員が毎回必ずテキストを読むことがゼミに参加するための前提となりますし、遅刻や無断欠席は厳禁です。
また期末の課題などは課しません。毎回のゼミの参加状況で評価がなされます。 - 課題に対するフィードバックの方法
- 提出課題やゼミ中に提示された疑問・質問などでゼミ時間内に対応できなかった事柄については、ゼミ中もしくはLMSを利用して全員ないし個人にフィードバックを行います。
- テキスト
- 下川哲『食べる経済学』大和書房、2021年、1,870円、ISBN:9784479393740
- 参考書
- ほか各回のゼミ内容に関連する論文・記事などその都度指示、ないしコピーを配布します。