シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2025年度
科目名 コマース研究ゼミナールⅢ 科目コード 1211 単位数 2
担当者名 松原 英二 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 演習 到達目標 G,H 実務経験 無 
ナンバリング HSe603 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
この授業では自らテーマを設定してそれについての資料や情報の収集と分析を通して思考し導き出された結論を発表(プレゼンテーション)する能力を身につけることを目標としたい。近年わが国でも企業金融における直接金融化の流れが加速している。そのため証券市場の役割についてもこれまで以上に多面的に論じられるようになってきている。経済のグローバル化は国際的なTOBやM&Aを活発化させるだけではなく政府系ファンドなどによる大規模投資を誘発しそれらが今日的な問題として改めてクローズアップされるようになった。それは投資についての新たなルール作り、新たな秩序の形成が望まれていることを意味する。このような認識に立ちこの授業では証券に関する今日的問題を様々に提起し考察することにしたい。
到達目標
マクロの金融環境の変化に対応し適切な投資行動や貯蓄行動がどのようなものであるのかが理解できるようになる。
授業内容
1週目 証券市場の今日的意義について
2週目 グローバリゼーションと投資
3週目 企業の買収と合併(M&A)について
4週目 企業の買収と合併(M&A)のしくみ
5週目 政府系ファンドについて
6週目 政府系ファンドのしくみ
7週目 企業の経営戦略としてのMBOの意義
8週目 企業のリストラクチュアリング(再構築)と証券化について
9週目 企業のリストラクチュアリング(再構築)と証券化のしくみ
10週目 ライト・イシューと株主の権利について
11週目 コーポレートガバナンスについて
12週目 コーポレートガバナンスのしくみ
13週目 受講生によるプレゼンテーション(問題提起)M&Aについて
14週目 受講生によるプレゼンテーション(問題提起)証券化のしくみについて
15週目 受講生によるプレゼンテーション(問題提起)政府系ファンドについて
16週目 まとめ、但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
(予習)毎回の授業で提示される課題に取り組む(90分程度)
(復習)講義内容を振り返り、自分自身の考えをノートにまとめる。(30分程度)
成績評価の方法・基準
課題発表及びレポート作成、受講態度を総合的に勘案して評価する。
履修上の留意点
金融・証券分野に対して強い興味を抱く学生の受講を希望する。
課題に対するフィードバックの方法
単元修了ごとにショートサマリーを提出すること。(後日添削し返却予定)但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
テキスト
日本経済新聞(朝刊)週刊東洋経済


参考書
水上宏明著 『金貸しの日本史』新潮社 700円+税
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