シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2025年度
科目名 企業経営戦略論 科目コード 1422 単位数 2
担当者名 村松 祐二 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 E,F 実務経験 無 
ナンバリング GSt609 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
経営戦略の研究は1960年代のアメリカから始まりました。アメリカでは企業間競争がより激しく、経営には常に戦略的思考が強く求められています。研究成果は近年飛躍的に高まりつつありますが、スタンダードはなかなか見出せません。本講義では2000年代以降の研究成果も積極的に取り入れ、簡潔に説明します。
到達目標
個別企業の代表的事例をとおして、経営戦略論の主要テーマと理論を学習します。現実の企業経営を経営戦略論の視点から理解する思考能力の獲得を目指すことで、企業が長期的成長を図るうえでの課題を発見し解決する能力を身につけます。
授業内容
1週目 経営戦略の考え方-①戦略と経営戦略
2週目 経営戦略の考え方-②経営戦略研究の始まり
3週目 環境適応Ⅰ-①フォード社の成功と挫折
4週目 環境適応Ⅰ-②ミッション・経営戦略と経済性
5週目 環境適応Ⅱ-①GМ社の大逆転
6週目 環境適応Ⅱ-②企業ドメインと経営多角化
7週目 環境適応Ⅲ-①欧米メーカーの繁栄・台頭とオイルショック + テストを予定
8週目 環境適応Ⅲ-②コアとなる強み
9週目 環境適応Ⅲ-③戦略策定の様々なツールの開発
10週目 環境適応Ⅳ-①戦前・戦後の日本メーカー
11週目 環境適応Ⅳ-②優位な空間でビジネスをする
12週目 環境適応Ⅴ-①メーカーの合従連携と新興国市場の成長
13週目 環境適応Ⅴ-②クルマの電動化と自動運転をめぐる競争
14週目 環境適応Ⅴ-③模倣困難な組織能力を持つ + テストを予定
15週目 時代と問題意識-戦略論の諸学派とデジタルエコノミー戦略
16週目 15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。

準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
本や雑誌、新聞その他様々なコンテンツや日常経験を通じて、経営事例に関する知識をどんどん吸収してください。ただし「経営戦略」や「戦略」を題したものは数多く、学問以前の内容も多くみられます。書籍等をとおした総合学習では、ある程度の客観的な選択眼が必要になります。その方法については講義内で説明します。
(予習と復習)参考書にあげた『戦略論 1957-1993』『戦略論 1994-1999』から、毎週一つの章を前後に分けそれぞれ(60分程度で計120分)読み続けて行きましょう。
成績評価の方法・基準
評価は講義の中盤と終盤におこなう2回の定期試験の成績によりおこないます。定期試験は資料をもとに答案を作成する論述式試験となります。
履修上の留意点
講義の一部には企業経営論Ⅰと重複する内容がありますが、これは未履修の学生向け配慮です。履修済みの学生も復習の意味で聴講して下さい。
課題に対するフィードバックの方法
答案やレポートの作成では事実や論理に基づく論述式表現を求めます。試験終了後、課題提出後の講義中に、具体的記述方法を含め解説をおこないます。
テキスト
特になし。
参考書
DIAMONDハーバード・ビジネスレビュー編集部『戦略論 1957-1993』(ダイヤモンド社)2,640円、同『戦略論 1994-1999』(ダイヤモンド社)2,640円
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