シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2025年度
科目名 中小企業経営論 科目コード 1421 単位数 2
担当者名 村松 祐二 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 E 実務経験 無 
ナンバリング GOr610 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
経済構造の著しい変化は、中小企業経営にも様々な影響を与えています。経営基盤を失い存続が困難化する中小企業が続出する一方で、社会のイノベーターとして高い関心が寄せられる中小企業も出現しています。講義では、悲観的あるいは楽観的な固定的先入観を避け、中小企業経営がおかれている現実を総合的に理解し、個々の中小企業経営が直面する様々な課題を発見し解決する能力を身につけることをねらいとします。
到達目標
中小企業経営の歴史と実態の学習をとおして、中小企業の経営やそこで働くことの意義を、経済・社会との関連で広く多面的に理解します。
授業内容
1週目 中小企業とは何か-①量的規定
2週目 中小企業とは何か-②質的規定
3週目 日本経済と中小企業-①経済民主化期
4週目 日本経済と中小企業-②戦後復興期
5週目 日本経済と中小企業-③高度成長期
6週目 日本経済の国際化と中小企業-④知識集約化期
7週目 日本経済の国際化と中小企業-⑤国際化 + テストを予定
8週目 日本経済の国際化と中小企業-⑥大転換期の経営
9週目 誕生経済の姿-①開業率と廃業率
10週目 誕生経済の姿-②創業
11週目 イノベーターとしての中小企業-①ベンチャー企業の実態
12週目 イノベーターとしての中小企業-②ベンチャービジネス
13週目 金融支援と創業支援-①ベンチャーファイナンス
14週目 金融支援と創業支援-②インキュベーション + テストを予定
15週目 中小企業の経営戦略-競争戦略から
16週目 15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
中小企業は家業や生業を含め幅が広く全体像が把握しにくい反面、地域経済や住民生活と密着した身近な存在から実態が判り易いという特徴も備えています。新聞、テレビ、ネット等の地域ニュースではたびたび取り上げられるので、そうした報道には日頃から注意し接してください。講義では過去の事例が多く取り上げられていますが、現在進む経営問題にもたびたび触れます。
(予習)毎週『中小企業白書 小規模企業白書(2022年版)』第1部 令和3年度(2021年度)の中小企業の動向を最初から(90分程度)読み続けましょう。
(復習)毎週『中小企業白書 小規模企業白書(2022年版)』第2部 新たな時代へ向けた自己変革力の最初から(30分程度)読み続けましょう。
成績評価の方法・基準
評価は講義の中盤と終盤におこなう2回の定期試験の成績によりおこないます。定期試験は資料をもとに答案を作成する論述式試験となります。
履修上の留意点
講義では一つのテーマを数週にわたり話すこともあるので、根気よく聴講してください。また中小企業の特に経営について興味があれば、企業経営戦略論の受講を併せて勧めます。
課題に対するフィードバックの方法
答案やレポートでは事実や理論に基づく論述式表現を求めます。試験終了後や課題提出後の講義中に、具体的記述方法を含め解説をおこないます。
テキスト
特になし。
参考書
中小企業庁『中小企業白書 小規模企業白書(上下・各年版)』
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