シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2025年度
科目名 国際ビジネスコミュニケーション 科目コード 1419 単位数 2
担当者名 堤 悦子 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 D,E 実務経験 無 
ナンバリング GOr608 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
グローバルビジネスの前提となる政治・社会・国際関係がどのような構造で組成されているのかという観点で開講します.グローバルな世界,民主主義経済圏の重要性を理解し,単に多勢に従い身を護るだけでは,現代のグローバルビジネスは成り立たないようになることを理解しましょう.今,生じている問題に目を向け,グローバルビジネス関係を理解することを狙います.
到達目標
環太平洋経済圏と欧州における国際ビジネスを理解すること,世界の仕組みを理解し,それが受講者各自の頭に定着されることを到達目標にします.日本は,ユーラシア大陸の東に弧を描くように位置していますが,むしろアメリカやヨーロッパとの経済連携が強いのです.その理由を歴史や根本理念(民主的な価値観)について討論し,皆で意見が深まることが到達目標です.
授業内容
1週目 過去から現代までの地政学
2週目 世界の覇権:ロシアとウクライナに関する最新情報.台湾や香港が2000年代初頭はどうだったのかなどについて一緒に学習しましょう.
3週目 グローバルなビジネス世界史:大西洋の覇権をとった海運国,インド会社とは?
4週目 グローバルなビジネス世界史:新興国アメリカの台頭と,環太平洋に経済圏の中の日本の位置づけ
5週目 世界におくれて開国した日本:ビジネスヒストリーにおける日本の戦間期
6週目 第二次世界大戦後の日本とアメリカ
7週目 第二次世界大戦後の日本の経済的台頭
8週目 ソニーやホンダという会社の発展
9週目 アントレプレナーの誕生とアメリカの活性化
10週目 日本からみたアメリカ:西海岸/東海岸
11週目 アメリカのビジネス発展と人権意識:アメリカのロースクール
ルース・ベイダー・ギンズバーグ
12週目 アメリカのビジネススクール:アメリカのビジネススクール
ハーバード・ウォートン・ケロッグ・シカゴ
13週目 企業と大学の協働と連携:アメリカ西海岸:シリコンバレー/スタンフォード
14週目 日本の医療制度と世界の医療制度:医療機器のハーモナイズ化
15週目 コロナウィルス後の世界ビジネス:危機意識と社会制度
16週目 日本の医療制度と国民の認識
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
最初の回に,この15回の発表者の分担を指名しておきます.そして役割をきちんと果たすことが予習になり,担当していない履修者も講義発問を促します.発表担当として相当の予習(準備学習)が必要です(1時間以上).さらに前回の復習(理解できているかについて)について,講義中に当て,チェックテストもします.そのため,復習も同じように時間をかけて下さい(1時間以上).
成績評価の方法・基準
分担の発表や講義の中で行う質疑応答への積極参加で評価します.努力して進歩したことは評価者に伝わります.成績は,各自が納得のうえで受けた課題に対して,どれだけ取り組み,真摯に講義にかかわったか,講義内容の理解は勿論,コミュニケーション能力を高めた努力や進歩を加点します.おそらく少人数なので,全回出席にならざるをえないでしょう.時々抜き打ちテストをします.
履修上の留意点
自身が分担されているところで無断欠席した人に合格点は付与されません.テキスト代など多少の出費があります.ゲストを招聘する場合,時間割の日時でないことがあります.事前に先々の予定を受講者と調整しますが,どの曜日も時間も空けられないという人にはむきません.質問する能力が欠けている自覚があり,努力する気のない人には不向きです.
課題に対するフィードバックの方法
毎回の講義で習得したことについて,その週や翌週に質問したり討論する時間を設けます.自身に欠けていると感じた箇所については積極的にテキストを読み,レポートを提出するなど常に教師とコミュニケーションをとってください.皆で疑問点を論議し,多様な意見の交換をしましょう.それが担当発表のフィードバックになります.また,抜き打ちテストについても適宜フィードバックします.
テキスト
初回に指定します.
参考書
イヴ・ラコスト著『ラルース 地図でみる国際関係:現代の地政学』(原書房)
佐藤優著『地政学入門』 (角川新書)
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