シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 経営分析論Ⅰ | 科目コード | 1469 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 橋元 理恵 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | E | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | EAc404 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 経営分析は、企業の経営活動の成果について分析するものです。
経営分析は、会計や金融を専門とする職業に就く人のみに必要な知識ではなく、就職活動で会社について調べたり、株式を買うときに会社の財政状況を把握する際に非常に役立つ知識です。
この授業では、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書について定量的な経営分析について学び、企業を分析する基礎的な知識を身につけます。 - 到達目標
- 損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書が企業のどのような財務情報を表すのかを理解し、経営分析(定量的分析)ができる基礎知識を習得できるようになる。
- 授業内容
- 1週目 イントロダクション:経営分析のフレームワーク
2週目 財務諸表分析の意義と限界
3週目 貸借対照表
(学内Wi-Fiを利用し企業の貸借対照表を調べる実習も実施)
4週目 貸借対照表の分析
5週目 理解度確認テスト(1週~4週分)、解答と解説、質疑応答
6週目 損益計算書
(学内Wi-Fiを利用し企業の損益計算書を調べる実習も実施)
7週目 損益計算書の分析(1)収益性の指標
8週目 損益計算書の分析(2)損益分岐点分析
9週目 理解度確認テスト(6週~7週分)、解答と解説、質疑応答
10週目 キャッシュフロー計算書
(学内Wi-Fiを利用し企業のキャッシュフロー計算書を調べる実習も実施)
11週目 キャッシュフロー計算書の分析
12週目 理解度確認テスト(10週~11週分)、解答と解説、質疑応答
13週目 生産性分析、成長性の分析
14週目 株式投資分析
15週目 期末テスト、総括
16週目 まとめと議論
但し、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合には補講授業を行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・授業はテキストと配布するレジュメに基づき進めます。
・本授業は簿記会計の知識をもっていなくても授業を理解することは可能です。
・各回テキストで予習(30分程度)してください。特に簿記の知識がない方は、予習はしっかり行ってください。
・各回テキストとレジュメで学習の理解を深めるためノートでまとめる等で復習(90分程度)してください。
・理解度確認テスト以外にレポート課題を出すこともあります。レポート課題についてはmanabaを通じて告知、提出をします。 - 成績評価の方法・基準
- 授業への参加(出席ではなく、授業での発言、発表など積極的に参加しているか)(15%)、理解度確認テスト・レポート(50%)、期末テスト(35%)で総合的に評価します。
- 履修上の留意点
- ・授業には電卓を持参してください。
・授業中は質疑応答やディスカッションを行いますので自身の考えや意見を述べ積極的に授業に参加してください。
・3回の理解度確認テストを実施しますので、毎回の復習はしっかり行ってください。
・授業中は、授業目的以外スマホ(メール、SNS、ゲーム等)の利用をしないでください。
・授業中の飲食は禁止します。
・授業中の私語等の迷惑行為は慎んでください。
・manabaを通じて授業についての告知を行うことがありますので、manabaは適宜確認してください。 - 課題に対するフィードバックの方法
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・理解度確認テストの後で、解答と解説を行います。
・理解度確認テストは受験するだけでなく、必ず解答と解説も受講し自己採点をして自らの学びについての自己点検をしてください。
・提出されたレポートはmanabaでフィードバックします。 - テキスト
- 林聰『この1冊ですべてわかる 新版 経営分析の基本』(日本実業出版社)1,760円。
- 参考書
- 橋元理恵『先端流通企業の成長プロセス』(白桃書房)3,080円
櫻井久勝『財務諸表分析』(中央経済社)3,740円
その他必要に応じて紹介します。