シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 国際経営論Ⅰ | 科目コード | 1206 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 菊地 均 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | D,E | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | EOr403 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 多国籍企業の出現によって国際経営の重要性が説かれて既に久しい。しかし、市場経済のグローバリゼーションに伴う金融自由化と、インターネットの進展によって、その不確実性とリスクが加速度を増し、企業経営はますます複雑になりつつある。本授業では、これらを踏まえて国際経営に関する具体的事例を紹介しながら体系的に学べるようにしている。
- 到達目標
- 本講義は、国際経営論の基礎的な概念やその理論的な背景について、ケース・スタディを交え国際経営のノウハウを身に付けることを目標にしている。講義の中では、多国籍企業の生成と伸張、国際経営に係る組織の問題といったことについて、まず基礎的理論を学び、その上で国際経営についての専門的知識を修得できるようになる。
- 授業内容
- 1週目 国際経営とは何か
2週目 多国籍企業の展開
3週目 国際経営戦略のあり方
4週目 国際マーケティング
5週目 海外生産――中国・インドの事例
6週目 技術移転と研究開発
7週目 国際金融
8週目 国際経営組織と所有
9週目 国際経営とイノベーション
10週目 北米・欧州の中の日本企業 + レポート提出
11週目 アジアの中の日本企業
12週目 海外進出と国内空洞化
13週目 外資系企業
14週目 国際経営戦略の今後の展開Ⅰ(影響力の評価)+ 期末テスト
15週目 国際経営戦略の今後の展開Ⅱ(貿易と市場構造)
16週目 国際経営戦略の今後の展開Ⅲ(組織の構築)。やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 単元ごとに小テストを実施し、文章の構成力と表現力を養う。予習は各週ごとの授業内容を体系的にしっかり読み込み、問題があれば、具体的にまとめて質問用紙にて提出してもかまわない。復習はポイントとなる内容を把握し、小論文にしてまとめ、次週の授業に備える。なお、週6時間の予習・復習を行い、学期末には自己評価をしてもらう。毎週、自己点検シードを配付するので、記入すること。
- 成績評価の方法・基準
- 成績は期末試験、レポート、授業への参加意欲などで総合評価する。
- 履修上の留意点
- 履修に際しての注意事項等の詳細は、1回目の講義の際に告知するので、受講を希望する場合は必ず出席すること。期末試験の講評については、15週目の講義の中で行う。なお、遅刻は原則認めないが、やむを得ない理由により遅刻する際は、必ず連絡を入れること。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 提出された試験やレポートについては、コメントをつけて次回の講義内に返却する。
- テキスト
- 吉原英樹『国際経営 第5版』(有斐閣)2000円
- 参考書
- ジェフリー・ジョーンズ著、安室憲一、梅野巨利訳『国際経営講義』(有斐閣)3700円