シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 企業経営論Ⅰ | 科目コード | 1194 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 村松 祐二 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | C,E | 実務経験 | 無 |
ナンバリング | EOr401 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 「経営」をタイトルの一部に冠する本をめくっても「サッパリ…」という人は多いものです。日本における経営研究の関心をみると、古くは個別経営と全体経済の関係や収益確保に関心がありましたが、戦後アメリカ理論が優勢となると関心は組織内部のマネジメントへ向かいました。しかし60年代に経営戦略が登場し、関心は再度方向を変えました。これが経営学のテキストにばらつきが生じる背景です。講義では企業経営を考えるうえでの基本的視点を学び、企業・経営とは何かを考えます。
- 到達目標
- これまでみなさんが経験などから断片的に獲得してきた企業経営についての様々な知識やイメージ、さらに単なる思い込みや誤解にいたるまで、経営学の基礎を中心に学習することで、系統的・統一的に改めて正しく理解することを目指します。同時に現実の企業や企業社会をステークホルダーの各視点から多面的に捉える能力も養います。
- 授業内容
- 1週目 企業経営と経営学-そもそも経営とは何か
2週目 社会的分業と協業-世界はこうして豊かになった
3週目 企業組織とは何か-分業を調整する企業組織
4週目 管理とは何か-組織と管理と管理労働
5週目 大量生産の出現-①機械制生産と互換制部品
6週目 大量生産の出現-②大量生産体制の展開
7週目 大量生産・大量販売-①GМ社の成長 - テストを予定
8週目 大量生産・大量販売-②GМ社の事業戦略
9週目 企業競争とイノベーション
10週目 組織のマネジメント-①F・テイラー後の人材マネジメント
11週目 組織のマネジメント-②モチベーションⅠ
12週目 組織のマネジメント-②モチベーションⅡ
13週目 組織のマネジメント-③リーダーシップⅠ
14週目 組織のマネジメント-③リーダーシップⅡ - テストを予定
15週目 国際経営
16週目 15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 例えば、皆さんが買い物をした時、買う側(需要者)から売る側(供給者)へ自分の視点を変えるだけで、目に見えてくる世界や興味を抱く対象が変わり、現実がまるで一転したかのように感じます。こうした少しばかりの変化、経験の積み重ねが、実はビジネスを学ぶことに通じています。テレビでもネットでもかまいませんから、まず日々のニュースに触れてみてください。そして興味がわいてきたら、新聞や雑誌に接して記事に目をとめてください。
(予習)毎週、新聞1週間分の経済記事を読みましょう。(90分程度)
(復習)週に1度代表的ビジネス誌の中から、目に留まった記事を読みましょう。(30分程度) - 成績評価の方法・基準
- 講義の中盤と終盤に実施する2回の定期試験により評価します。評価の配分は中間試験50%、期末試験50%です。定期試験は記述式試験となります。
- 履修上の留意点
- テレビ・ラジオやネット、新聞、雑誌などで日常的に流れている経済ニュースの視聴や購読に、毎日一定時間を割くようにしてください。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 答案やレポートでは事実や理論に基づく論述式表現を求めるので、課題提出後の講義中に具体的記述方法を含め解説をおこないます。
- テキスト
- 特になし。
- 参考書
- A・D・チャンドラーJr.『経営者の時代(上・下)』(東洋経済新報社)上 5,600円+税 下 5,400円+税