シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2025年度
科目名 特殊講義Ⅲ(観光発展史A) 科目コード 1600 単位数 2
担当者名 郭 倩 開講セメスター 第5セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 C,F 実務経験 無 
ナンバリング DSp501 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
近代社会の発展とともに変化する観光のありようを、その歴史的発展の諸条件を概観し、「観光」という人間活動の各時代における特徴と変容を理解した上で、観光の歴史的意義について学ぶ。
到達目標
1.社会学・経済学の視点から、前近代の「旅」と「観光」の事象を理解する。
2.資本主義の生成発展と近代ツーリズムの成立の関係性を把握する。
3.観光発展史の各時代の特徴を理解する。
授業内容
1週目 オリエンテーション(授業の進め方・観光発展史研究の意義と現状)
2週目 中世欧州の「旅」と江戸時代の庶民の「旅」
3週目 近代資本主義社会の成立と観光の変容
4週目 近代ツーリズムの発端(トーマスクック社の設立と役割)
5週目 労働者階級の興起とフランスのバカンスの歴史
6週目 伝道師たちの布教活動とアジア
7週目 半植民地時代の中国と近代中国の観光の出現
8週目 中間テスト+新興ブルジョワジーと近代ツーリズムの成立
9週目 大衆旅行の促進要因(移動手段の躍進と決済手段の変革)
10週目 近代的ホテル産業の発展と日本の西洋式ホテルの出現
11週目 都市に集中した労働者のレジャー活動(キャンプの歴史と発展)
12週目 ユネスコと世界遺産の歴史
13週目 イベント・コンベンションの歴史と現在のMICE振興
14週目 テーマパークの出現とディズニーランドの歴史
15週目 期末試験+全体まとめ。
16週目 やむを得ず15週目までの講義が実行できなかった場合に補講授業を実施。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習:参考書やインターネット等の媒体から観光発展史の関連情報を収集するなどの事前準備を行う(60分程度)。
復習:配布資料に基づき講義内容を整理し、復習する(60分程度)。
成績評価の方法・基準
授業時に実施する小レポート・講義中の発言/グループディスカッションなど 40%
中間テスト・期末テスト 60%
成績評価は、原則上全講義の2/3(10回)以上出席した学生のみ対象とする。
履修上の留意点
遅刻や私語、飲食などの迷惑行為を慎むこと。
講義内容は一貫性があるため、観光発展史Bを履修することが望ましい。
課題に対するフィードバックの方法
授業中の質問・課題に対するフィードバックは適宜コメントを行う。
小レポート、期末試験に対する評価・フィードバックは次回の講義において時間を設けて行う。
テキスト
特になし。レジュメ・配布資料を用いる。
参考書
ジョン・アーリ著、加太宏邦訳『観光のまなざし――現代社会におけるレジャーと旅行』法政大学出版局、3,300円
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