シラバス詳細
シラバス(詳細)
2025年度 |
科目名 | 現代中国論B | 科目コード | 1528 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 佐藤 千歳 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | B,F | 実務経験 | 有 報道関係 |
ナンバリング | DFa402 | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 台湾は、日本や北海道との経済的、文化的つながりが強い地域です。しかし、こうした強いつながりの背景について、日本社会の知識や理解は不足しています。
担当教員は北海道新聞本社、東京支社および北京支局において中国・台湾報道に従事し、長年にわたり中華圏の社会状況について執筆活動を行ってきました。この授業では、国際報道に従事した担当教員の実務経験を生かし、現代の台湾社会について自分なりの視点を獲得することを目指します。授業を通じて、台湾社会や日本・中国・台湾関係の動向について取材経験を踏まえて解説し、履修者が近現代の中華世界をより立体的に捉えられるような授業を展開します。 - 到達目標
- 1)現代台湾と、台湾と関わりの深い地域の社会や文化の特色について理解し、説明できるようになります。
2)台湾や、台湾と関わりの深い中華圏の社会と文化について、自分に関心のあるテーマと関連させながら説明することができるようになります。
- 授業内容
- 1週目 台湾研究とはなにか?
2週目 日本による台湾植民地化と統治構造
3週目 清朝から日本統治への社会構造の転換
4週目 植民地統治下の台湾の学校
5週目 植民地台湾に渡った日本人
6週目 祝日から読み解く中華民国の歴史
7週目 分断国家としての台湾
8週目 中華民国と中国文化
9週目 台湾と中国の経済関係
10週目 中国と台湾の経済交流と経済政策
11週目 台湾人アイデンティティの形成と変化
12週目 台湾の多文化主義
13週目 台湾の政党政治
14週目 テスト/台湾文化
15週目 テスト講評/台湾語映画の歴史
16週目 やむを得ず15週までの内容を実施できな かった場合のみ補講授業 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- (予習 毎週60分間)指定したテキストを事前に通読し、意味が分からない箇所に印をつけ、manabaから質問してください。重要だと思う箇所にはアンダーラインを引いてください。
(復習 毎週60分間)授業終了後、テキストと授業の配布資料を再読し、課題を実施してmanabaから提出してください。 - 成績評価の方法・基準
- 課題の内容(約80%)、およびテストの成績(約20%)を総合して評価します。授業に3分の2以上出席し、発表を行い、テストを受験した履修者を成績評価の対象とします。なお出席は、授業への参加と課題提出の両方を必要とします。
- 履修上の留意点
- 中国語学習者に特に履修を勧めます。
1)病気やケガの療養や就職活動を理由に欠席する場合は、所定の欠席届と、その内容の根拠となる書類を提示してください。
2)授業に関する連絡や課題の提出・返却はmanabaを用いて行います。毎回の授業の前後に確認してください。
3)授業の出席は、授業への参加と課題提出の両方を必要とします。例えば、授業には参加したが課題を提出しなかった場合やその逆は出席になりません。。 - 課題に対するフィードバックの方法
- manabaを通じて課題の採点結果とコメントを個別に連絡します。課題の内容や採点結果についての質問を随時、manabaで受けつけます。
- テキスト
- 若林正丈、家永真幸編著『台湾研究入門』(東京大学出版会)3900円
- 参考書
- 川島真編『ようこそ中華世界へ』(昭和堂)2700円
※現代中国論Aのテキストです。