シラバス詳細

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2025年度
科目名 経済システム理論Ⅱ 科目コード 1156 単位数 2
担当者名 複数担当教員 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 E,F,H 実務経験 無 
ナンバリング CEc402 ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
経済システム理論Ⅱでは、ミクロ経済学の基礎的な理論を学ぶ。個々の経済主体(家計、企業)の合理的な行動に共通する基本的なルールを理解すること、また、ビジネスに必要な市場に関する基本的な諸問題を理解することが、この授業のねらいである。
到達目標
・「限界」や「最適」という概念が理解できる。
・完全競争市場での消費者の最適消費行動、企業の最適生産行動の意味を理解し説明できる。
・市場の機能と分類、それらの限界を理解し説明できる。
・パレート最適の概念や余剰分析を用いて市場の効率性を議論できる。
・外部性の概念を理解し、余剰分析を適用して市場の失敗の評価を行うことができる。
・学修過程で、学内LAN(WiFi)のアクセスポイントを経由してオンライン上の最新の経済データや情報サービスに数多くアクセスし、効率的にICT(情報通信技術)を利活用できるようになる。
授業内容
1週目 経済学とは?、市場経済とは?、ミクロとマクロ、ミクロ経済学の全体像
2週目 消費の理論(1)限界効用理論
3週目 消費の理論(2)無差別曲線(定義と仮定)、予算線・最適消費点
4週目 消費の理論(3)上級財・中級財・下級財、所得-消費曲線、価格-消費曲線、所得効果と代替効果、需要曲線
5週目 消費の理論(4)需要の所得・価格弾力性、労働供給量の決定
6週目 生産の理論(1)利潤と収入、費用、供給曲線
7週目 生産の理論(2)完全競争企業の最適生産量
8週目 生産の理論(3)完全競争市場の長期均衡、生産要素の需要
9週目 市場の理論(1)供給独占、需要独占、双方独占
10週目 市場の理論(2)独占的競争、寡占市場、屈折需要曲線、フルコスト原則、売上最大化仮説
11週目 市場の理論(3)余剰分析
12週目 市場の理論(4)市場均衡と均衡の安定性(ワルラス調整、マーシャル調整、蜘蛛の巣原理)
13週目 効率性と公平性、パレート最適
14週目 費用逓減産業、自然独占、価格規制
15週目 外部効果、公共財
16週目 中間・期末テストの講評等の実施。ただし、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
・予習と復習は基本的にテキストを熟読し、併せてmanabaで配信するオンデマンド動画教材を視聴して理解を深めること。
・予習:毎回の授業で指示された箇所を予め熟読し、manabaで配信するオンデマンド動画教材を視聴しておくこと。(90分程度)
・復習:manabaで配信するオンデマンド動画教材を再度視聴し、課された提出課題をmanabaから提出し、授業で指示されたテキストの練習問題を解くこと。(90分程度)
・予習・復習等においては、講義資料や学内無線LAN(Wi-Fi)を用いてオンライン上から入手した最新の経済データや情報サービスを活用して課題に取り組むこと。
成績評価の方法・基準
・成績評価は、2回実施するテストの点数(90%)と課題の提出状況(10%)により行います。

履修上の留意点
・講義は原則として対面で実施し、manabaでオンデマンド動画教材も配信します。
・成績評価は、原則として11週以上授業に出席した学生を対象に行います。
・講義の受講時におけるマナー・注意事項について注意を受け、改善の兆しがない者は不合格となることがあります。
課題に対するフィードバックの方法
・テストの講評は原則としてテスト実施の翌週の授業の中で行い、提出した課題の解答は、提出した翌週にmanabaで公開します。
テキスト
石川秀樹『速習!ミクロ経済学 2nd』(中央経済社) 2,860円。
参考書
N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Ⅰミクロ編 第4版』(東洋経済新報社) 4,400円。
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