シラバス詳細

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2022年度
科目名 公民科教育法Ⅱ 科目コード 1306 単位数 2
担当者名 堂徳 将人 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 高等学校の公民科教育の新たな動向と課題について考察する。また、公民科各科目の内容構成と指導計画の作成について実践的に理解するとともに、公民科各科目と他の教科科目との関連を図った指導の在り方について考察を深める。さらに、公民科各科目の指導方法や評価方法について、模擬授業を通して習得する。
到達目標
公民教育の新たな役割と課題についての認識をもとに、新しい公民教育の在り方についての考察を深める。また、公民科と他の教科・科目との有機的な連携を図った指導の工夫について考察し、公民科各科目の望ましい指導計画を作成するとともに、それらに基づく模擬授業を通して実践的な指導力を身に付けることができる。
授業内容
1週目 公民科教育の新展開(グローバル社会における市民性・社会性教育の在り方)
2週目 公民教育の課題(世界における道徳教育及び市民性・社会性教育の比較検討)(調査・発表)
3週目 改正教育基本法の目標と公民教育Ⅰ(道徳教育の充実・公共の精神の尊重等)
4週目 改正教育基本法の目標と公民教育2(伝統や文化の尊重・宗教教育の推進)
   (レポート作成)
5週目 公民教育におけるクロスカリキュラムの意義と役割(演習)
公民教育におけるクロスカリキュラムの実践計画(調査、発表)
6週目 公民科におけるシティズンシップ教育を核とした主権者教育の充実に向けて
       (演習・研究協議)
7週目 模擬授業計画の策定(授業対象の能力・適正等に応じた指導計画づくり)
(ICTの効果的な活用、教材づくりの方策)
8週目 「政治・経済」の指導の在り方と指導計画の作成(発表・質疑応答)
9週目 「政治・経済」の指導と評価2(模擬授業・研究協議)
10週目 「倫理」の指導の在り方と指導計画の作成(発表・質疑応答)
11週目 「倫理」の指導と評価(模擬授業・研究協議)
12週目 「現代社会」「公共」の指導の在り方と指導計画の作成(発表・質疑応答)
13週目 「現代社会」「公共」の指導と評価(模擬授業・研究協議)
14週目 「公民科」における授業改善の視点(「公民科」における社会との関わり、主体的・対話的で深い学びをどう推進するか)(発表・研究協議)
15週目 「公民科」に関する指導と評価の総括(「公民科」における「社会に開かれた教育課程」づくりの推進を求めて)(レポート作成・発表・研究協議)
16週目 総まとめ(課題の返却、ポートフォリオ・履修カルテの作成など)。ただし、やむを得ず15週目までの授業が行えなかった場合、補講を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習としては、事前に配付する資料を熟読するとともに、指導計画を作成し、模擬授業の準備を行う(毎時間2時間程度)。復習としては、指導計画及び模擬授業の反省・評価を行うとともに、指示によりレポートの作成に取り組む。また、自己・相互評価を踏まえ、ポートフォリオの活用に努める(各1時間程度)。なお、予習課題の一部はCoues Powerに掲載するので参照すること。
成績評価の方法・基準
授業への参加態度、指導計画・指導案の作成と発表状況、模擬授業の内容と研究協議での発表、レポートの提出等をもとに総合的に行う。
履修上の留意点
本授業は、教師として不可欠な教科指導の実践的な指導力の育成を目指して実施することから、主体的・積極的な履修態度で臨むことを期待する。
課題に対するフィードバックの方法
授業中の課題プリント、指導計画、模擬授業の相互評価・自己評価などをフィードバックする機会を設ける。ポートフォリオの作成を励行し、形成的な評価に努めることを期待する。
テキスト
『学習指導要領解説公民編』東京書籍1000円、文部科学省『高等学校新学習指導要領』(本テキストは公民科教育法Ⅰと同じです)その他、必要により指示します。
参考書
公民教育学会編『新版テキストブック公民教育』第一学習社1600円
堂徳将人著『公民教育の新展開』学事出版2000円 
その他、必要により指示します。
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