シラバス詳細

シラバス(詳細)

印刷する
2020年度
科目名 特殊講義Ⅰ(韓国言語) 科目コード 1591 単位数 2
担当者名 水野 俊平 開講セメスター 第5セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
韓国の言語文化を理解するために不可欠である、韓国語学の知識と、韓国語資料に対する調査方法を習得することを目的とする。あわせて、韓国語で書かれた論著を読解する能力を涵養する。
到達目標
①韓国語文法の基本的な用語と概念を理解する。
②韓国語資料(「大衆歌謡の歌詞」)に対する調査方法を習得する。
②韓国の大衆歌謡にあらわれた語彙の使用傾向を理解し、韓国の言語文化の動向を把握する。
③韓国語で書かれた論文を読解し、論旨を把握する能力を涵養する。
授業内容
1週目 授業の概要を説明し、教材を配布する。教材に提示された「大衆歌謡の歌詞」に対する調査方法を概説する。
2週目 韓国大衆歌謡に用いられた一人称代名詞の使用傾向を理解する。あわせて品詞の分類と、代名詞の概念について理解する。
3週目 韓国大衆歌謡に用いられた三人称代名詞の使用傾向を理解する。あわせて品詞の分類と、代名詞の概念について理解する。
4週目 韓国大衆歌謡のタイトルに用いられた名詞の用法と、歌詞にあらわれた語尾の傾向について理解する。あわせて「語尾」の概念と「待遇」の概念について理解する。
5週目 韓国大衆歌謡に用いられた方言の使用傾向を理解する。あわせて方言の概念と、方言の分類について理解する。
6週目 「防弾少年団」歌謡の歌詞に用いられた方言の使用傾向を理解する。あわせて方言の概念と、方言の分類について理解する。
7週目 韓国大衆歌謡に用いられた標準語の使用傾向を理解する。あわせて標準語・方言の概念について理解する。
8週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中で「男」「女」をあらわす語彙に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。
9週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中で家族関連名詞(およびその語義拡大)に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。
10週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中で固有名詞(人名)に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。
11週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中で色彩をあらわす形容詞に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。あわせて形容詞の概念と、色彩をあらわす形容詞の特徴について理解する。
12週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中で地理的概念をあらわす形容詞に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。
13週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中の外国語・外来語歌詞に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。あわせて外来語・外国語の概念について把握・理解する。
14週目 韓国大衆歌謡に用いられた語彙の中で色彩をあらわす形容詞に着目し、その使用傾向から、韓国の社会言語文化の変化を把握・理解する。あわせて形容詞の概念と、色彩をあらわす形容詞の特徴について理解する。
15週目 韓国の大衆歌謡に用いられた語彙使用の傾向と、日本の大衆歌謡に用いられた語彙使用の傾向を対比し、日韓の言語文化の差異を考察する。
16週目 1週から15週にわたって学んだ内容(主に韓国語学の事項)を復習し、試験を実施する。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
①PDFファイルで提供された教材の韓国語原文を日本語で発表できるように準備すること。②翻訳した原文はメールで担当教員に提出すること。③教員から課された課題を韓国人ネイティブを対象に事前調査すること。④日本の歌を選び、その歌詞を調査すること(10曲)。
成績評価の方法・基準
試験30%、授業における発表(準備状況)35%、課題35%で評価する。
履修上の留意点
必ず与えられた韓国語原文は自分で日本語文に翻訳すること(ネット上の自動翻訳は禁止する)。15週で行われる日本の大衆歌謡に用いられた語彙の調査はExcelを用いて各自行うこと。
課題に対するフィードバックの方法
受講者から提出された教科書の原文はすべて添削したのち、編集して、ホームページにて公開する。
テキスト
ハン・ソンウ(2018)『歌の言語』オクロス出版社(韓国語)
PDFファイルで原文を提供する。
参考書
高永根・南基心(1985)『標準國語文法論』塔出版社
PAGE TOP