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2020年度
科目名 特殊講義供陛譽▲献△諒教文化) 科目コード 1576 単位数 2
担当者名 土山 泰弘 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 実務経験
授業のねらい
インドに始まる仏教は、西域・中国を経て朝鮮・日本に及び、東アジアを統合する文化的な基盤をつくりました。ただし東アジアの諸地域はそれぞれ独自の文化を持っていますから、仏教はそれらの文化と接触して大きく変容し、東アジアの文化的風土に適合した普遍性を獲得しました。また地域在来の宗教文化も、仏教の受容を通じて自分たちの独自性を自覚する契機を得ました。授業では仏教東漸を軸にして東アジア諸文化の特徴を概観しますが、歴史的な展開を追いかけるのではなく、キーワードを挙げて、東アジア諸文化の交流を説明したいと思います。
到達目標
(1)東アジアの普遍思想として、仏教を理解すること
(2)仏教の受容を通して明らかになる、東アジア諸民族の文化的特徴を理解すること
授業内容
1週目 東アジア仏教文化の特徴
2週目 大乗仏教の思想
3週目 業と輪廻
4週目 天台本覚思想
5週目 中国禅
6週目 中国浄土教
7週目 天の思想
8週目 不老長生の思想
9週目 魂魄・鬼神
10週目 禁呪・神符
11週目 記紀神話の「祟り神」
12週目 民俗学の知見ー「まれびと(来訪神)」ー
13週目 東北日本の宗教文化ー『遠野物語』ー
14週目 アイヌ民族の宗教文化ー神謡と英雄詞曲ー
15週目 琉球の宗教文化ー『おもろさうし』ー
16週目 東アジア宗教文化の総合的理解
準備学習(予習・復習)等の内容
授業で配布された資料を、時間をかけて読み直してください。中国の宗教文化については、仏教に加えて道教も日本の日常生活に根づいているということ、また日本の宗教文化については、記紀神話にあらわれた宗教表象だけでなく、地域独自の文化伝統に注目してください。
成績評価の方法・基準
授業参加(発言・質問など)30% レポート(中間および期末の2回)70%
履修上の留意点/課題に対するフィードバックの方法
学んだことをみなさんの生活経験にあてはめてみて、そこから新しくどんな気づきが導き出されるかということを念頭において受講してください。
テキスト
毎回プリントを配布します。
参考書
『東アジアの仏教』岩波講座東洋思想第12巻 1988年
『東アジア仏教史』石井公成 岩波新書 2019年