シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2020年度
科目名 特殊講義Ⅳ(物語を理論で読む) 科目コード 1551 単位数 2
担当者名 保坂 智 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
古典文学を文学理論を駆使して読解する。さまざまな文学理論を学んだうえで、それを用いて『竹取物語』を読みとくことで、成立の母体となったアジア的発想や欧米の文学理論にも耐えうる豊かさをもった作品の魅力を発見する。幅広い教養を身につけるとともに、高校まで心情中心的読解を相対化して文学を読んでみよう。
到達目標
・日本文学の代表的作品の内容を正しく把握する。
・文学作品を心情読解中心の読みではなく、理論的に読めるようになる。
・近年の文学理論を理解する。

授業内容
1週目 ガイダンス (講義の概要・評価方法・日本文学史)
2週目 「ものがたり」と「ふること」
3週目 ロシア・フォルマリズム
4週目 受容美学
5週目 テクスト論 + 第1回試験
6週目 語り論
7週目 物語構造論
8週目 言語行為論
9週目 『竹取物語』読解(竹の民俗誌)
10週目 『竹取物語』読解(月の民俗誌)
11週目 『竹取物語』読解(引用論)
12週目 『竹取物語』読解(文体論)
13週目 『竹取物語』読解(成立論)
14週目 『竹取物語』読解(映画と比較)
15週目 まとめ +  第2回試験
16週目 課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
次回講義日までに、講義プリントをCoursePowerに公開するので、あらかじめ確認してから講義に臨む。講義後は、配布された参考資料やプリントを復習し、理解に努める。
成績評価の方法・基準
試験を2回、レポートを1回課す。試験50%、レポート30%、講義へのコミットメントは20%として評価する。なお、出席回数が3分の2に満たない場合は評価の対象としない。
履修上の留意点
現代語訳はつけるが、(電子)辞書を持参すること。
課題に対するフィードバックの方法
提出されたレポートにコメントをつけてフィードバックを行う。
テキスト
『竹取物語(全)』(角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)、734円
参考書
テリー・イーグルトン『文学とは何か』(岩波文庫)907円
必要に応じて適宜Course Power上で紹介する。
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