シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 特殊講義Ⅱ(日本古典文学の風景) | 科目コード | 1549 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 保坂 智 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 日本文学や日本文化に深い影響を与えている『源氏物語』を読解することで、当時の制度や考え方を理解するとともに、現代日本あるいは他国の価値観を相対化して、新たな価値の創出につなげる。人間形成のための幅広い教養を身につける。
- 到達目標
- ・『源氏物語』のあらすじ、文学史的意義を理解し、文学として読むことができる。
・日本文化の基礎ともなっている制度や事象を説明できる。
・東アジア的ひろがりの中で、『源氏物語』が成立したことを理解する。
- 授業内容
- 1週目 ガイダンス
2週目 上代・中古文学史
3週目 『源氏物語』の文学史的位置
4週目 天皇制と後宮
5週目 桐壷巻読解①(光源氏誕生)+ 第1回試験
6週目 桐壷巻読解②(桐壷更衣の死)
7週目 平安貴族の結婚
8週目 帚木巻読解
9週目 もののけ
10週目 夕顔巻読解
11週目 垣間見
12週目 若紫巻読解
13週目 斎宮・斎院・葵祭
14週目 葵巻読解
15週目 まとめ +第2回試験
16週目 課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 次回講義日までに、講義プリントや扱う箇所を予習してから講義に臨む。講義後は、配布された参考資料やプリントを復習し、理解に努める。
- 成績評価の方法・基準
- 試験を2回、レポートを1回課す。試験50%、レポート30%、講義へのコミットメントは20%として評価する。なお、出席回数が3分の2に満たない場合は評価の対象としない。
- 履修上の留意点
- 現代語訳はつけるが、古典作品中心なので毎週(電子)辞書を持参すること。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 提出されたレポートにコメントをつけてフィードバックを行う。
- テキスト
- ・紫式部(著)玉上琢弥(訳注)『源氏物語―付現代語訳 (第1巻)』
(角川ソフィア文庫) 、 864円 - 参考書
- 新全集『源氏物語』(小学館)、集成『源氏物語』(新潮社)
必要に応じて適宜Course Power上で紹介する。