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2020年度
科目名 現代中国論A 科目コード 1527 単位数 2
担当者名 佐藤 千歳 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 実務経験 報道関係
授業のねらい
習近平政権の目標はなぜ「中国発展」ではなく「中華復興」なのか? 反日感情はなぜ反米感情よりも強いのか? 清帝国の滅亡からアジア最初の共和国「中華民国」が日中戦争で勝利するまでの歴史をていねいに理解し、こうした疑問に答えていきます。中国報道に従事した担当教員の取材経験を参照しながら、圧倒的な多様性と異質性を内包する中国という地域との関わり方について、自分なりの視点を獲得することを目指します。
到達目標
現代中国を理解し、中華圏出身者とより深いコミュニケーションが可能になるような知識を習得します。
授業内容
1週目 「中国」とはなにか?担当教員の中国における報道現場の経験を踏まえ、近代史が現代の日中関係にどのように影響しているかを学びます。
2週目 1840年以降の中国大陸
3週目 20世紀はじめの中国と世界。日清戦争の敗北が現代中国の歴史観や日本観にどのような影響を与えているか、現代中国の歴史教育の状況を参照しながら学びます。
4週目 地方ごとの分割
5週目 軍閥と地方政権。
6週目 5・4運動と日本。現代中国の愛国主義の起源と日本の関係について、過去の反日デモの取材経験を交えて解説します。
7週目 民族運動の展開
8週目 革命政党の成立/テスト
9週目 中国自立への模索。現代中国で中華民国期に対する評価が定まらない背景について、現代の中台関係を参照しながら考察します。
10週目 日中戦争への道
11週目 日中衝突の構造。日中戦争期と現代の日中関係の相違について、現代の北京における外交交渉の実態を踏まえて分析します。
12週目  日中戦争と国内経済
13週目 蒋介石政権の経済運営
14週目 教育システムの成立。世界第二位の経済大国を支える教育制度について、現代の中国の教育現場の様子を紹介しながら、中華民国期と現在を比較しながら学びます。
15週目 植民地化された台湾/テスト
16週目 辛亥革命と中華復興の原点。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業
準備学習(予習・復習)等の内容
テキストの課題箇所を読み、分からない語句について、高校の歴史教科書、図書館などで調べておく。毎回、授業の前後に合計2時間の予習・復習の時間を確保し、要約とコメントを作成する。
講義の終了後やテストの前に、配布資料とテキストを再読する
成績評価の方法・基準
授業中の質問・コメントの頻度と内容(約20%)、課題またはレポートの内容(約20%)、および各テストの成績(約60%)を総合して評価します。
課題を全て提出し、すべてのテストを受験した履修者のみを成績評価の対象とします。
履修上の留意点/課題に対するフィードバックの方法
中国語学習者に、特に履修を勧めます。
テキストを完全に理解することよりも、とにかく読んで、疑問点や面白いと思ったことを講義での発表や質問に生かしてください。
テキスト
久保亨ら編『現代中国の歴史 両岸三地100年のあゆみ 第二版』(東京大学出版会)3080円
※現代中国論Bと同じテキストです。
参考書
尾形 勇、 岸本 美緒『中国史』(山川出版社) 3780円