シラバス詳細

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2020年度
科目名 現代中国経済論 科目コード 1167 単位数 2
担当者名 西川 博史 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
現代中国の経済発展の機動力と問題点を理解させる。GDPにおいて世界第2位の地位にある中国経済の問題点を発展の経緯のなかから理解させる。日本経済の歴史的発展との比較を行うことで、より豊富な経済観察の手法を身につけさせる。同時に、現在の経済発展を将来的に展望する手法を身につけさせる。
到達目標
当初、教科書として中国の経済面に係る統計資料を中心としたものを予定していたが、既に絶版となったので、これに代わる「講義レジュメ」を事前に配布する。客観的に物事を捉える根拠を明示しつつ、中国経済に対する知識・理解の多様性を理解させる。授業では、こうして獲得された多様な知識・理解に基づいた中国の経済実態を理解させると同時に、その問題点をいかに把握するかの手法を学習させる。学生諸君が、自己の理解力を高め、議論できるレベルにまで引上げることを到達目標にし、統計数値によって実際の経済状態を把握できるようにする。
授業内容
1週目 エコロジーと国土、人口動態
2週目 経済体制の改革(改革・開放)の意義(試行と特区)
3週目 経済体制の改革(改革・開放)の意義(沿海地域における全面的展開)
4週目 社会主義経済体制からの転換(レポートの課題説明・テスト等)
5週目 農業発展と「三農問題」
6週目 郷鎮企業と私企業
7週目 「国進民退」とその意義(討論・レポートの課題説明・テスト等)
8週目 鉱工業の発展
9週目 エネルギーと交通・運輸
10週目 経済発展と格差の拡大(討論・レポートの課題説明・テスト等)
11週目 財政と金融
12週目 貿易と直接投資
13週目 グローバル化の波(討論・レポートの課題説明・テスト等)
14週目 日中貿易戦争の意義
15週目 中国経済発展の方向①(討論・レポートの課題説明・テスト等)
16週目 中国経済発展の方向②(討論・レポートの課題説明・テスト等)
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
レジュメにそくした予習を義務づける。レジュメには、豊富なデータがあるので、それらをどう解釈するか、類書で予習すること。授業では、質問を行うので、各項目の理解度を高めること。復習は各自行うこと。
成績評価の方法・基準
授業内容に即して、簡単な講義のまとめに関するレポートを課し、随時、これをもって出席の補充とするので、必ずこのレポートを提出すること。講義にすべて出席することが前提である。授業内容に記述したように、授業中に5回ほどのテストを行う。レポートとテストの総合的評価を以て、成績評価の基準とする。
履修上の留意点
無駄話をする者、スマホの閲覧にふける者等に対しては、退席等の厳しい措置を採る。講義の際に注意事項を行う。教科書は、毎回持参すること。
課題に対するフィードバックの方法
レポートは返却するので、返却されたレポートを毎回の授業に持ってくること。
テキスト
レジュメはコピーして事前に渡します。これをテキストとします。
参考書
蔡ファン著(西川博史訳)『中国の経済改革と発展の展望』(現代資料出版社 2800円)
各自、自由に選択すること。中国経済に関するものなら、何でもよい。
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