シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 観光研究ゼミナールⅣ | 科目コード | 1236 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 田辺 隆司 | 開講セメスター | 第7セメスター | 開講年次 | 4年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 当科目は卒業論文作成の遂行に必要となる基本的な方法論や調査・研究方法を学習します。同時に研究手法等を学習し必要な資料や文献を収集します。その上で既存の研究水準と未解明の領域を理解し研究テーマに基づく卒業論文の土台となるレポートを作成します。これら一連の流れを体験することによって、論文作成の基礎を身につけます。
- 到達目標
- (1)卒業論文作成のために、必要な文献資料を収集できるようになる。(2)前半では(2)仮テーマの設定と研究論文の中の「研究の動機や研究の背景」などを作成できるようになる。(3)後半は研究テーマを「観光、資源、活性化」の3つのキーワードに合致するものとし、日本における観光地の課題と展望を考察できるようになる。
- 授業内容
- 1週目 オリエンテーション-ゼミのテーマや内容の説明および打ち合わせ-
2週目 本セメスターにおける研究計画書を作成する。
3週目 仮説の設定と検証、論文構成と論理の展開、過去の文献を例として学習する。
4週目 論文作成の方法論、結果から考察への展開、参考文献の意義に関して学習する。
5週目 参考文献の検索・調査方法を学習し、図書館やインターネットで情報収集する。
6週目 収集した文献等を精読し、その中から関心のある分野を選択する。
7週目 教員とのディスカッションを通して、研究対象の大枠を決定する。
8週目 研究分野の絞込みからの問題意識の涵養、レポート作成を開始する。
9週目 研究計画のフローを再確認する。章立てに関して不足部分を追加する。
10週目 進捗状況についての簡潔なまとめを作成する。中間報告を行う。
11週目 教員とのディスカッションによって、今後の研究方針を明確化する。
12週目 前半で学んだ研究手法による予備調査を行う。その結果をまとめる。
13週目 研究結果を得る上での問題点を教員と意見交換する。レポートを完成させる。
14週目 参考文献によって過去の研究水準を十分に把握する。発表資料を作成する。
15週目 プレゼンテーションを実施し、その後に各自の内容についてグループ・ディスカッションを行う。卒業論文の土台となるレポートの修正を行い提出する。
16週目 授業で作成したレポートに関わる全体的な講評、ポイントの整理を行います。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・講義前に、適宜資料(授業内容の概要)をCoursePower上に公開します。予め、内容を熟読してから受講してください。
・授業後に、配布した教材を使用して学習事柄を整理してください。さらに、キーワードや短文からなる要約を作成してください。
・週3時間の予習・復習を行ってください。 - 成績評価の方法・基準
- ・成績はレポートおよびプレゼンテーションから習熟度を把握し評価します。なお、学期末のレポート以外に、適宜小レポートを課します。また、プレゼンテーションの際には、スライドの完成度とともに研究内容の要点を公表しているのかについても評価します。なお、毎週出席することが必須であり無断欠席を厳禁とします。
- 履修上の留意点
- ・履修登録には、事前に担当教員と研究内容を相談し、履修許可を得ることが必須条件です。さらに、卒業論文の作成には、教員との十分なコミュニケーションが必要なので随時補講を行います。
・レポートの添削・返却やプレゼンテーションに関わる講評は、その都度実施します。添削内容・講評に基づいて、必ず復習をしてください。 - 課題に対するフィードバックの方法
- ・プレゼンテーションを踏まえて、履修生一人ひとりに発表資料の適否、発表態度、進め方の可否等を教示し、人前で臆せず発表ができる能力を身に着けさせます。また、添削後に各自に返却したレポートの講評に対して、質問時間を設けて文章作成能力の向上を図ります。
- テキスト
- ・授業時に自作の教材(プリント)を配布します。また、CoursePower上に自作の資料を適宜公開します。
- 参考書
- ・菰田文男・西山賢一・林倬史『技術パラダイムの経済学』(多賀出版)3,300円