シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 観光研究ゼミナールⅢ | 科目コード | 1235 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 佐藤 博樹 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 本ゼミでは、サービス経営をテーマとしたテキストに基づきPowerPoint 2019でプレゼン資料を作成し、発表とディスカッションを通してサービス経営の基礎知識を修得します。併せて、社会で活躍するビジネスパーソンに必ず求められる情報活用力を「Excelを活用したビジネスデータ分析力」とみなし、実戦的な仮想データの処理を通してそれら能力の獲得を目指します。以上から、PowerPoint 2019を活用したプレゼン力、サービス経営の基礎知識とサービス経営の現場で応用できるビジネスデータ分析の実戦的手法を同時に効率よく身につけ、経営課題を発見し解決していく能力を養成します。
- 到達目標
- ①サービス経営の成功事例を研究して、成功したビジネスモデルの要因を分析し理解する。
②PowerPoint 2019を使用したプレゼン力(資料作成力&発表力)を身につけ、狙い通りの効果的なプレゼンテーションが自在にできるようになる。
③ビジネスデータ分析手法ごとの目的、データ処理手順、結果読み方等をExcel 2019の操作テクニックと併せてマスターすることで、ビジネスデータに含まれる情報を目的に応じて自在に取り出し、活かせるようになる。 - 授業内容
- 1週目 ガイダンス(ゼミの運営方法)、ビジネスデータ分析の定義と活用のポイント、データ分析の流れと進め方、データ分析の3原則等
2週目 売上データを分析する!(売上成長率、寄与度・寄与率を理解し活用する)
3週目 Zチャートで売上データの傾向を検討する(Zチャート分析を理解し活用する)
4週目 季節で変化する需要を見越して来期の販売目標を立てる(季節指数を理解し活用する)
5週目 売上がアップするときの要因を理解しておく!(買上率を理解し活用する)
6週目 商品の粗利益を意識することで売上を伸ばす!(粗利益率を理解し活用する)
7週目 重点商品を決めて売上向上の戦略を練る!(交差比率を理解し活用する)
売上と利益に貢献している商品を見つけ出す!(貢献比率を理解し活用する)
8週目 「黒字か、赤字か」を判断するときの売上高をみつける!(損益分岐点分析を理解し活用する(1)メーカー・卸売業のケース)
9週目 「黒字か、赤字か」を判断するときの売上高をみつける!(損益分岐点分析を理解し活用する(2)小売業のケース)
10週目 自社の売れ筋商品を見て効果的な販売戦略を立てる!(パレート分析の理解と活用(1))
11週目 各部門の経営資源配分を検討する!(PPM:プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントを理解し活用する)
12週目 テキストに基づくプレゼンテーション1(第1章~第3章)+ディスカッション
13週目 テキストに基づくプレゼンテーション2(第4章~第7章)+ディスカッション
14週目 テキストに基づくプレゼンテーション3(第8章~第11章)+ディスカッション
15週目 テキストに基づくプレゼンテーション4(第12回~第14回)+ディスカッション
16週目 実施したプレゼンテーションに関する総合的な講評、要点確認等を行う。ただし、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・各週3時間の予習・復習を行うこと。
・教員が配付する資料プリントやCoursePower上に公開する資料の内容等を随時チェックし、予習・復習に活用すること。
・予習:毎回の授業で指示された箇所を予め熟読・理解して、A4用紙1枚にキーワード・専門用語等を要約しファイリングしていくこと。
・復習:授業で取り上げたビジネスデータの処理作業を繰り返し実行して修得し、諸課題へ適用可能性を高めるよう努めること。
- 成績評価の方法・基準
- ・成績は、学習姿勢、データ処理の実技能力、プレゼンテーションやディスカッション結果等で総合的に評価します。
・成績評価に際しては、授業態度も判定要因とすることがあります。 - 履修上の留意点
- ・私語や遅刻などで注意を受け、改善の兆しがない者は不合格となることがあります。
・授業中も随時指導はしますが、ゼミでは基本的に毎回パソコンを使用するので、コンピュータ・リテラシーⅠ・Ⅱの内容を十分理解しておくことが必須です。
- 課題に対するフィードバックの方法
- ・個々のプレゼンテーションに関する講評は、原則として毎回ディスカッション後に行う。
- テキスト
- ・伊藤宗彦・高室裕史編『1からのサービス経営』(碩学社)2,400円
・自作の資料も配付します。 - 参考書
- 高橋一夫編『観光のビジネスモデル』(学芸出版社)2,500円