シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2020年度
科目名 観光研究ゼミナールⅡ 科目コード 1234 単位数 2
担当者名 佐藤 博樹 開講セメスター 第5セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 演習 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
本ゼミでは、観光事業をテーマとしたテキストに基づきPowerPoint 2019でプレゼン資料を作成し、発表とディスカッションを通して各観光事業の基礎知識を修得します。併せて、社会で活躍するビジネスパーソンに必ず求められる情報活用力を「Excelを活用したビジネスデータ分析力」とみなし、実戦的な仮想データの処理を通してそれら能力の獲得を目指します。以上から、PowerPoint 2019を活用したプレゼン力、観光事業の基礎知識と各観光事業の現場で応用できるビジネスデータ分析の実戦的手法を同時に効率よく身につけ、経営課題を発見し解決していく能力を養成します。
到達目標
①さまざまな観光事業を研究して、その仕組みや成長要因を理解する。
②PowerPoint 2019を使用したプレゼン力(資料作成力&発表力)を身につけ、狙い通りの効果的なプレゼンテーションが自在にできるようになる。
③ビジネスデータ分析手法ごとの目的、データ処理手順、結果読み方等をExcel 2019の操作テクニックと併せてマスターすることで、ビジネスデータに含まれる情報を目的に応じて自在に取り出し、活かせるようになる。
授業内容
1週目 ガイダンス(ゼミの運営方法)、ビジネスデータ分析の定義と活用のポイント、データ分析の流れと進め方、データ分析の3原則等
2週目 独自のランク付けで優良顧客を選別しサービスアップする!(FSP分析:フリークエント・ショッパーズ・プログラムを理解し活用する)
3週目 顧客の消費性向を分析し、今後の営業戦略を練る!(RFM分析を理解し活用する)
アンケート結果を価値のあるデータに変換する!(平均値、標準偏差を理解し活用する)
4週目 アンケート結果から商品の強み・弱みを発見する!(クロス集計分析を理解しレーダーチャートを活用する)
5週目 商品がよく売れている価格帯を調べる!(ヒストグラムの活用)、売上の伸び率からヒット商品を調べる!(ファンチャートの活用)
6週目 販促費用と売上高の関係を求める!(相関係数、回帰直線での予測を理解する)
7週目 なぜ企業は経営分析をするのか!(財務3表を理解する)、貸借対照表は資金の流れを見る決算書!(貸借対照表のしくみを理解する)
8週目 損益計算書は企業の利益や収益性を見る決算書、利益には5種類のバリエーションがある!(損益計算書のしくみを理解する)
9週目 キャッシュフロー計算書でキャッシュの流れをみる!(キャッシュフロー計算書のしくみを理解する)
10週目 企業の財務の推移を表現する!(比較損益計算書を作成する)
企業の基本的な実力を評価する!(売上高と利益の成長率を検討する)
11週目 企業の収益性を評価する!(売上高経常利益率で評価する)
資本と利益の関係から儲かっているかを検討する(ROAとROEで収益性を評価する)
12週目 本当に儲けが出ているかを判断する!(キャッシュフローで企業の資金力をみる)
13週目 テキストに基づくプレゼンテーション1(第1章~第5章)+ディスカッション
14週目 テキストに基づくプレゼンテーション2(第6章~第10章)+ディスカッション
15週目 テキストに基づくプレゼンテーション3(第11回~第15回)+ディスカッション
16週目 実施したプレゼンテーションに関する総合的な講評、要点確認等を行う。ただし、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
・各週3時間の予習・復習を行うこと。
・教員が配付する資料プリントやCoursePower上に公開する資料の内容等を随時チェックし、予習・復習に活用すること。
・予習:毎回の授業で指示された箇所を予め熟読・理解して、A4用紙1枚にキーワード・専門用語等を要約しファイリングしていくこと。
・復習:授業で取り上げたビジネスデータの処理作業を繰り返し実行して修得し、諸課題へ適用可能性を高めるよう努めること。
成績評価の方法・基準
・成績は、学習姿勢、データ処理の実技能力、プレゼンテーションやディスカッション結果等で総合的に評価します。
・成績評価に際しては、授業態度も判定要因とすることがあります。
履修上の留意点
・私語や遅刻などで注意を受け、改善の兆しがない者は不合格となることがあります。
・授業中も随時指導はしますが、ゼミでは基本的に毎回パソコンを使用するのでコンピュータ・リテラシーⅠ・Ⅱの内容を理解しておくことが必要です。
課題に対するフィードバックの方法
・個々のプレゼンテーションに関する講評は、原則として毎回ディスカッション後に行う。
テキスト
・高橋一夫他『1からの観光事業論』(碩学社)2,400円
・自作の資料も配付します。
参考書
・高橋一夫他『1からの観光』(碩学舎)2,400円
・羽田耕治『地域振興と観光ビジネス』(JTB能力開発)2,500円
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