シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 観光文化論 | 科目コード | 1585 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 山田 勅之 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 有 旅行代理店 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 一般的に観光の現場で出会う文化事象を観光文化と呼びます。では、文化が観光の対象となるには、どのようなプロセスがあるのでしょうか?また文化が観光の対象となることで、どのような現象が起こっているのでしょうか?本講義では、このような問題意識のもと、「真正性」「まなざし」といった観光文化論における論点を、様々な事例を通じて考察します。以上から、豊かな知識と柔軟な発想力の涵養を図ります。
- 到達目標
- 様々な事例から観光文化とは何か理解する。そこから商品となった観光文化がどのように売買されるのか、また経済的利益以外にどのような影響が認められるのか、他の授業と連結させながら考察しよう。これらを通じて、国際社会と地域社会、そして観光産業に貢献できる力を身につけることができます。
- 授業内容
- 1週目 ガイダンス 観光と文化との関係性
2週目 伝統文化―無形文化遺産を中心に① 祭り
3週目 伝統文化―無形文化遺産を中心に② 和紙
4週目 日本の中の「外国」① 大阪コリアタウン
5週目 日本の中の「外国」② 大阪大正区リトル沖縄
6週目 訪日外国人の視点 台湾人と甲子園
7週目 外国の中のNIPPON 台湾植民地の記憶
8週目 宗教とツーリズム 熊野古道
9週目 聖地巡礼と観光 内モンゴル自治区
10週目 生きている文化遺産① 白川郷
11週目 生きている文化遺産② 雲南省麗江
12週目 土産物の文化
13週目 食文化としての和食
14週目 観光文化の論点:「真正性」「まなざし」
15週目 まとめ 小論文作成(学内にて実施)
16週目 振り返り・講評。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 週3時間の予習・復習をすること。参考書や関連の文献に基づいて予習を行い、また毎授業配信するレジュメと動画にて復習をすること。
- 成績評価の方法・基準
- 授業時に実施する小レポート 50%
期末テスト(小論文) 50%
- 履修上の留意点
- ・本講義は原則遠隔授業(オンデマンド)で実施します(第15週を除く)。使用ツールはグーグルclassroomで、クラスコードは「m5yn7s2」です。毎授業レジュメと動画を配信します。受講に際し、IT環境の整備(WIFI、プリンターなど)をお願いします。
・連絡事項は大学から支給されたGmailアドレスへ送ります。
・期限内に小レポートを提出できない場合、欠席扱いとするので注意してください。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 小レポートや小論文は基準に基づいて3~5段階に評価して返却します。
- テキスト
- 特になし。毎授業レジュメと動画を配信する。
- 参考書
- 山下晋司編『観光文化学』(新曜社)2310円
ジョン・アーリ著、加太宏邦訳『観光のまなざし―現代社会におけるレジャーと旅行』(法政大学出版局)5060円