シラバス詳細

シラバス(詳細)

印刷する
2020年度
科目名 観光調査論 科目コード 1428 単位数 2
担当者名 細野 昌和 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
本講は観光学Ⅰに続き、客観的にとらえにくいといわれる観光を科学的にとらえる方法を学びます。まず、観光と文化について学び、続いて観光調査の理論と実施方法、データ分析と報告書作成の手法などを学びます。こうして習得した知識や技能を持って、自ら観光における課題を発見し解決する能力を身につけます。
到達目標
人間の行動である観光を科学的にとらえる視点を養い、客観的に把握し分析する技法を身につけます。
授業内容
1週目 講義の進め方と方針に関するガイダンス
2週目 文化現象としての観光
3週目 観光の文化的インパクト
4週目 観光と文化の動態
5週目 文化観光と観光文化
6週目 観光と文化に関するまとめ、小テスト
7週目 さまざまな観光調査
8週目 観光調査法の種類
9週目 既存資料調査とフィールド調査
10週目 事例調査と統計的調査
11週目 観光調査の手法(企画・計画編)
12週目 観光調査の手法(実査編)
13週目 観光調査の手法(集計・分析編)、小テスト
14週目 観光調査の手法のまとめ
15週目 観光調査データの統計的分析法、期末試験
16週目 観光調査への批判(ただし、止むを得ず15週までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行います)
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
日常から行動としての観光を理解し、どのような観光調査が実際に行われているのかに関心を持ち、それらにおいて授業で扱った手法がどう適用されているのかを理解することが大切です。そのために、予習・復習を欠かさないようにしなければなりません。特に、統計的分析法は授業で扱った手法を復習で確認し身に着けなければなりません。
成績評価の方法・基準
小テスト、課題等提出物、期末試験またはレポートを得点化し総合して評価します。なお、小テストの時期、回数は授業の進捗状況によって変わることがあります。遅刻は欠席の1/2として扱います。
履修上の留意点
実際の調査事例を紹介しながら、口頭、板書による説明を多く行うので、ノートをしっかりと作ることが重要です。観光と文化を取り上げる課題提出にはテキストが必要です。(既に「観光学Ⅰ」を履修していない場合は、新たにテキストを用意しなければなりません。)
課題に対するフィードバックの方法
サンプル・データを提示し、その内容の統計検定を行い分析・考察を求める課題を課する予定です。課題は回収しチェックします。検定方法、分析・考察については、授業内で時間を設け詳細に解説します。
テキスト
岡本伸之編『観光学入門 ポスト・マスツーリズムの観光学』有斐閣 2,300円+税(既に「観光学Ⅰ」を履修している場合は、同じテキストなので、新たに用意する必要はありません。)
参考書
大薮多可志編『観光と地域振興』海文堂 2,592円+税
PAGE TOP